無個性がヒーローになるまでの物語 II (ページ27)

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77:入れ寮ページ27

『はよー』

「「「神威ぃぃいいい！！はよー！！！」」」

『ふはは』

見事なシンクロっぷり

懐かしいなぁ

切島「神威！お前記憶喪失だったんだぞ！」

『知ってる知ってる。笑』

上鳴「笑い事じゃねぇって」

結構な人が話しかけてくれた

なんか…………

嬉しい←

『あ、かっつきー！！』

見覚えのあるつんつん頭を発見して

背中に飛び蹴りを交わした

勝己「ｲｯ…何すんだテメェ！！」

『久しぶりじゃん！あれ、感動の再会は？』

勝己「んなもんねぇわ」

『なあんだ』

しばらくじゃれていると相澤先生が到着した

相澤「とりあえず１年A組、無事に全員集まれて何よりだ」

瀬呂「みんな入寮の許可おりたんだな」

まあ、家は親いないしあっさり決まった

相澤「さて、これから寮について軽く説明する。その前にひとつ＿＿＿＿＿＿」

学校の先生方は僕に前世の記憶があることを知っている

それが、どんな記憶かも。

生徒達には話さないでくれと僕から頼んだ

きっと自分から言える日が来るから

勝己「おい。」

『ん？』

緑谷「ボーってしてたよ？大丈夫？」

『んー。ちょっと考え事』

気づくと周りは笑っていた

上鳴くんはｳｪｲｳｪｲしてるし、切島くんはお金を握って焼肉を食べようと言っている

『やっぱし＿＿＿』

勝己は良い奴だ

勝己「なんか言ったか」

『なんにも』

寮生活が始まる