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73:記憶�� ページ23
『ここが僕の家ですか？』
相澤「そうだ。今は一人暮らしらしいな」
『へー』
でかい家に入っていくと長い廊下がある
そして一つ一つ部屋を見ていくが記憶は戻ってこない
『………猫の匂い…』
猫を飼っていたのかな
相澤「なにか思い出したか？」
『特に何も……』
その日は何も思い出さなかった
病院という寝心地の悪い部屋で1人寝た
「何やっとんのじゃ我」
『………誰』
「ジジイだよ。覚えとらんかのぉ」
『…………………………っ！あー神様だっけ』
微かに覚えていた
「そうじゃ。どうだ、気分は良くなったかの」
『そういえば』
心の靄がなくなった気がする
ジジイ「あともう少しじゃ。頑張りなぁ」
ジジイは僕の頭を撫でた
そして霞んで見えなくなった
【記憶 終】
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作者名：暇人 | 作成日時：2021年2月22日 22時
