無個性がヒーローになるまでの物語 II (ページ3)

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53:行ってらっしゃいページ3

今日は林間合宿へ行く日

途中プールに誘われたが断った

人の幸せ見るくらいなら壊してしまったほうがマシよって言ってたよね
誰かが

『ほれ、行くぞー』

気を取り直して僕は

猫たちを背負うタイプのキャリーケースに入れて背負う

外に出ると見慣れない景色だからかにゃーにゃーと猫たちが騒いだ

めっちゃ見られたけど気にしない

猫たちを獣医さんこと"早間春空"さんに預ける

春空「おはよぉ。優奈くん」

『おはようございます。』

春空「あれ、そのキャリーケース……」

春空さんは少し寝癖が着いた髪を撫でながらキャリーケースを見ていた

黒で1部が白いのあみあみになってるやつ

春空「似合うね！」

『ありがとうございます。
すいません、任せっきりにして……変なタイミングで林間合宿が…』

僕はキャリーケースごと春空さんに渡す

春空さんはキャリーケースのチャックを開けた

シュガーと、るーとがひょっこり出てくる

ゔ、可愛いぃー

叫びたいくらいかわゆい

春空「いいよいいよ。ヒーロー科なんだろう？頑張って！それに、若い子が気を使うもんじゃないしね。ほらこの子達も」

春空さんはシュガー達の手をとってフリフリとする

春空「行ってらっしゃいにゃーってね」

ウィンクした

この3匹天使←

『そうですね笑。行ってくるね、シュガー、るーと』

僕は2匹にキスを落とす

シュガるー「にゃぁ」

2匹は目を細めてこっちを見ていた

何その目は〜♡

可愛すぎんだろこいつ〜♡

僕はもう一度ひと撫でする

『行ってきます』

春空「はい。行ってらっしゃい」

行ってらっしゃい、

久しぶりに聞く暖かい言葉だった

┈┈┈┈┈設定┈┈┈┈┈

名前早間春空ハヤマハルク

歳 24

身長 180前後

見た目すらっとしてる
穏やかな雰囲気が溢れ出てる

作者の頭の中では
ミルクティー色の髪にオレンジ寄りの茶色の目