無個性がヒーローになるまでの物語 II (ページ30)

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80:必殺技じゃない② ページ30

ぼがァァァん

トレーニングの台所ランドことTDLには爆音が響いた

それは僕が壁に思いっきり背中を叩きつけられたからである

『ｸﾞﾊｯ…………………っ』

鼻血が白い床にぽたぽたと落ちた

何故こんなことになっているかと言うと＿＿＿

江華「ごめん。避けるかと思った」

うちの前世の母さんこと、プロヒーロー江華に顔面パンチをくらったからだ

瀬呂「うげー。痛そう」

痛いわ

ていうか…

『そんなに早かったですかね？』

江華「？そうか？」

『え？』

母さんは首をかしげて言う

気の所為かな？

江華「私だってプロヒーローだ。毎日鍛えている」

『そうですか笑』

そりゃそうだよな

僕も体訛ってるし＿＿＿＿

江華「さあもう一回だ」

本気で潰しに行こうかな

『お願いします』

誰もが驚く戦いだった

結果何とか優奈が勝った

江華「強くなっちゃって」

『えへへ』

2人とも肩を大きく上下させて地面に座り込んでいる

江華「優奈。」

『んー？』

江華「大きくなったね」

『そーかなー?』

仮免試験まで勝ったり負けたりが続いた

【必殺技じゃない終】

ちなみに、今の優奈の身長は178cm

神威の身長超えちゃった☆

前世は167cm

低くなければなんでもいいよ By作者