五話 ページ5
「そうだったそうだった。こんのすけ、審神者に"人間と接触しちゃったから主も来る？"って言っておいて」
主と慕っている割には結構雑に連絡をする髭切。
「兄者！そんな言い方をすると！」
「ん？なにか問題あったかな？」
とぼけたような顔をしてしらを切るつもりのようだ。
「大問題だ！」
だが、すかさず言い返す膝丸。
「そういえば、君らあの呪い、えっと時間遡行軍だっけ？あいつらと戦って長いの？」
五条は探るような視線を隠さず問いかける
「そうだねぇ、えっと、うーん」
「まったく兄者は。我らは古株だというのに…
そうだな大体五年程度だったか。それよりも前から戦っている者は多くいたはずだがな。」
似たようなことを先程見たような。と思いながら五条は思考を走らせる。
「じゃあ、その時間遡行軍って呪いとは違ってくるの？」
純粋な疑問を髭切と膝丸にぶつける
「僕らはその呪いっていうのはあんまり知らないんだけど、登場方法ぐらいは伝えていいと思う？」
情報を伝えるのをやめようと思い始めたのか、めんどくさいのか髭切は渋り始めた
「それくらいはいいと思うぞ兄者。」
「それは有難い！」
とりあえず時間遡行軍の情報を掴めたらいいのか五条は喜ぶ
「えっとね、空の場合だと、まず雲が現れてそこに歪みができるんだよね。その後稲妻が落ちて奴らが現れるって感じかな？」
結構大雑把に説明をする。
「へぇ、その歪みってさ金色の輪っかに中が黒のやつ？」
五条は想像しているのか上の方を仰ぎながら喋る
「そうそう！よくわかったね！」
髭切はいい子だと言うようににっこりと笑う
が、隣で肩を項垂れる膝丸が横入れを入れる
「兄者、時空の歪みが一つ出ているからわかるんだ…」
すると髭切の顔がすっと落ち着き戦闘狂のような笑みを浮かべる
「へぇ、いいね。来た瞬間に倒してみるかい？」
膝丸は面白そうだと髭切と似た笑みを浮かべる
「それはいい案だ兄者。」
歪みが完全に広がりそろそろ来ると身構え始めた頃
膝丸の近くにいたこんのすけが叫ぶ
「お待ちください！今から来るのは…審神者様です！間違っても斬らないでください！！」
「え、審神者って(多分)味方の？」
だが誰も問いに答えてくれない。
髭切が反射的に膝丸より先に一音発する。
「えっ」
続けて声を揃えて二人は言う
「主？」
「主！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁(プロフ) - 通行人Ｆさん» お久しぶりです！！やっと時間が少しできたので更新です！！！お待たせしてしまいすみません！！！そして待っててくださりありがとうございます！！ (2021年3月1日 13時) (
レス) id: 7adfe3e098 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 水咲さん» 好みを貫けたようで凄く嬉しいです！！！源氏万歳！！← (2021年3月1日 13時) (レス) id: 7adfe3e098 (このIDを非表示/違反報告)
通行人Ｆ(プロフ) - わぁぁああお久しぶりです！！待ってました！！ (2021年2月28日 21時) (レス) id: f6a5934cf3 (このIDを非表示/違反報告)
水咲 - このお話が俺得すぎて泣きそう(((←源氏万歳！！ (2020年12月27日 13時) (レス) id: c7b021b2e6 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！！！無理をせず更新してるせいで不定期ですが見てくださると嬉しいです！！！（五条先生と清光推し） (2020年12月12日 15時) (レス) id: 7adfe3e098 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁 | 作成日時：2020年11月14日 19時
