バグとバグが重なり奇跡となる【呪術廻戦】【刀剣乱舞】

三十一話 突如現れた ページ31

「こんのすけ、皆は今何してるの」



「三日月様はただいま歴史修正主義者と交戦中。髭切様と膝丸様はこちらへと向かっております！」



とりあえず先に人間と思わしき人物と接触するか。



「狐、先回りして相手の足止め又は拘束を。」



狐は九尾と同等の速さをもっているが体格は小柄なので単独の方が動きやすい。



…狐攻撃されてない？？



いや、見えたり感じたりしないけど霊力が無駄に消えていっている感覚がする。



「狐大量生産か。」



「主様、流石に霊力の使いすぎではないでしょうか？」



「けどここで渋ったらいつ会えるのかわかんないんだよ？やるしかないでしょ」



狐を数十匹単位で出していく。



「主様！それ以上は！！」



「だいじょーぶ。そろそろお目当ての人物が見えるからもう出さないよ」



さて、この曲がり角を曲がったら



「こんのすけは上から記録していなさい」



さて、誰だ



黒いローブを着てて判別しにくいな。体格的に女感はある。



けど結構なやり手のようだ。次々と狐が倒されてる。



「ねぇ、貴方だれ？霊力をもっているなんてここでは珍しいのに。」



一週間前調べた時こんな凄腕がいただなんて分かってはいなかった。



この子を育て上げたのは誰なんだろうか



気になるなぁ



「おっと逃げちゃダメだよ。」



可愛らしい見た目の蜘蛛を出し蜘蛛糸で捕まえる



が、ローブを囮にされ抜けられる



ありゃ、思ってたより髪の毛長かったな。結ばれてるけど



「まるで私の弟子みたいな後ろ姿だな」



私には何人か弟子がいたけどその内の一番懐いてくれてた子に後ろ姿が似ている



あれ、こんのすけが降りてきた



「…主様、本当にお弟子様の可能性が高いです。」



ま、そうだよねぇ。



他の国の私並に強い奴らはなーんか性格曲がってるやつ多いからこんな面倒なことはしない。



だからといって私より弱い子はすぐに捕まえれている。



逆に言えば刀剣乱舞という組織のトップである審神者様は逃げようとはせずにボッコボコにしてくるだろう。



なら、絞れてくる。



…罠張ってみるか



「あ、やばい今日膝上スカートなのに見せパン履いてくるの忘れたー」



まぁもちろん嘘だが。なんなら今日のは袴タイプだ



何故か突風が吹く



「風強っ、ってかおま、絶対弟子だろ！？条件反射に突風出すな！！」



弟子とわかったからには容赦はしない。



「狐、九尾、蜘蛛、そしてオロチ。私の弟子捕まえるぞ」

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