7話 雄英高校に質問！ ページ7
翌日私と私の保護者のおじさんと2人で雄英高校に来ていた。
｢ねぇ、おじさん。｣
｢なんだぁ？｣
｢アポはちゃんと取ってあるの？｣
｢ったりめぇだろ。流石にそこん所でヘマする人間じゃねーよ。｣
｢そう…｣
私はおじさんにはとても感謝している。
8年間育ててくれたから。
けど、こういう自信満々なのはあまり好かない。
それで足下をすくわれてしまったらどうする気なのだろう。
｢初めまして、紙天さんでしょうか。｣
この人始めてみるな。こんな人もプロヒーローなのかな？
｢はい。そうです。｣
｢初めまして。｣
｢初めまして。｣
律儀な人だ。ちゃんと挨拶返してくれた。
｢では、案内しますのでついてきてください。｣
｢ねぇ、おじさん。あの人見たことある？｣
ヒーローとして。ではなく、お父さんやお母さんの知り合いであるか否か。
｢わっかんねぇな。見たことあるよーな、ないよーな。｣
歩きながらこの先生と話していて分かることがあった。
この人の名前は相澤先生と言うらしい。
メディアには極力出ないようしていてヒーロー名はイレイザーヘッドと言うみたいだ。
そんなことを話しながら連れられたのは会議室。
ｺﾝｺﾝｺﾝ
｢失礼します。｣
私達も続けて入った。
｢｢失礼します｣｣
｢やぁ！こんにちは！｣
…。
あ、校長先生か。びっくりした。
｢校長先生初めまして。｣
｢あ、校長先生でしたか。初めまして。｣
｢初めまして！今日は質問があって来たみたいだね！｣
いきなり本題を言うのかな？
｢えぇ、まず、この子の個性を登録した時めんどくさい所に目をつけられぬよう、とても簡単にしか個性の説明は書いてありませんでした。
なのになぜ、この子に推薦が送られたのでしょうか。｣
｢その事かい？それは相澤くんから聞いたのさ！面白い個性の子がいるってね！｣
面白い…？この個性が？どういうこと？
｢相澤さん。私の個性は誰から聞いたんですか？｣
｢紙天 満開。君のお父さんからだ。｣
お父さんが？
どんな関係だったんだろう。
｢ん？もしかして、相澤さんって相手の個性を見てる間は消せるっていう個性ですか？｣
｢えぇ、そうですが。｣
｢あぁ〜！やっと思い出せた！相澤さん紙天 満開と同級生だったでしょ｣
って言うことはお父さんは雄英生？
｢え、雄英生だったのお父さん。｣
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作者名：暁 | 作成日時：2019年12月28日 3時
