30話 乱入 ページ32
あの手だらけのヴィランの個性分かんないな。
個性を出さずにはどうすればいいんだろ…
なるべくあいつから目をそらさないように周りを見渡してみると目に付いたのは
石？いや、コンクリートか。
オールマイトと緑谷くんが壊してくれたから出てきたのか。
これで煽ってみるか。初めてだけどやってみるか。
｢よーく聞こえないな。ぶつぶつぶつイラってくる。｣
オールマイトは知らない。何とかなるでしょ。
｢死なせないから安心してね。｣
風の使い方は体力テストと一緒、やり方はコインを弾くように。
落ち着いて照準をあわせて……
ﾋﾞｭｯﾝ
ﾊﾟｼｯ ﾊﾟﾗﾗﾗ…
｢！？｣
崩れた！？それにダメージもそんなに負っていない。
少し手加減したからってそんな簡単に止められるはずが…
壊す個性か？
ひとまず仮説は物を壊す個性だな。
じゃあ、近距離攻撃は避けるのが吉か。
ﾋﾞｭｯﾝ ﾋﾞｭｯﾝﾋﾞｭｯﾝ
｢あいつウザイな。…黒霧｣
キャパ問題で風だけを使った攻撃はもうできないと言っても等しい。
だから、仕留めたいのに精度がダメダメなのか簡単に避けらる…！！
｢えぇ、わかっています。けれど、その前に」
？
…！？緑谷くん！？？
｢あ、だめ…！！｣｢退け邪魔だデクッ！！！｣
ば、ばくはつくん…！？
氷…轟くんか。
って、切島！？
｢切島すぐに距離を置く！！これ基本！！｣
｢おう！…くそ、良いとこねぇ！！｣
さて、どうする。
相性はよくわかんないけど個性が良い奴らは集まった。
てか、次どうする。
手だらけが動く、いや、その前に脳無が動く。
けど、脳無は氷ってる。
｢くそっ。酸欠が思ったより酷い…！｣
さて、誰から動く……
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作者名：暁 | 作成日時：2019年12月28日 3時
