27話 また後で ページ29
｢これで最後だよ。せいぜいそこで反省してろクソが。｣
やっと閉じ込めきれた。
次は、
｢か、紙天…？｣
あ？聞いたことあるから仲間なんだろーなー……
｢…げ。ばくはつくんと切島じゃん。｣
｢だぁれぇがァ！！ばくはつくんだァ！！！｣
無駄に個性出してよく疲れないな。
｢うっさい黙って。｣
｢なんか、いつもと雰囲気違うな！｣
｢…おかしい？｣
ばくはつくんは眉間に皺を寄せて、切島はばくはつくんを見た。
……
やっぱり人がいるか確認してから戦った方がよかっ(｢めちゃめちゃかっこいい！！｣
……！！うれ、しい、、かも。
｢ありがと！｣
精一杯の笑顔で言ったつもりだけどちゃんと笑えてたらいいな。
てか、酸素が吸いにくい…
限界が近いかもしれない。
なら、限界になる前に。
｢じゃ、私先に相澤先生の所行くね。｣
｢はぁ！？てめぇ、先駆けすんな！！！｣
｢だって、まだビル内に敵いるからさ。
私の個性は一応細かいのも行けるけどキャパ考えたら広範囲攻撃の方が楽なんだよね。｣
パズルのピースの数が同じでも大きさが違ったら絵の範囲も違って解きやすさも違う。
そういうことなんだよ私の個性は。
｢けど、1人より3人の方が安全だ！一緒に」
ﾊﾞﾝｯ
｢残党を片してくれて合流できたら一緒に戦おうね。｣
｢え、何したんだ今｣
｢狙撃されそうだったからさ銃打つみたいにバンっとやっといた。ってことで、また後で。｣
よいしょっと。空飛ぶのもうちょっと安定させたいな。
多分だけど狙ったのは私か、ばくはつくん。
さっきの敵から一直線上に私たちがいたからどっちを狙ったのかは判断はできなかった。
…今度コスチュームを改良する時眼鏡付けてもらおっかな。
｢あ、おい！！｣
｢言い忘れてたけど全員生きてるからね！｣
｢…ぜってぇ後でぶちのめす。｣
？
私になんの恨みができたんだか。
さて、相澤先生の助けに行きますか。
できれば相澤先生の近くで戦いたいし。
…私が暴走しても何とかできるのは相澤先生のみ。
倒れられたら私が困るんだよ。
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作者名：暁 | 作成日時：2019年12月28日 3時
