26話 初めまして敵連合 ページ28
｢一塊になって動くな！！｣
そう言われたのが5分前
そして今。
｢させませんよ。｣
｢まさか、こいつが…｣
ワープなのか…！？
｢初めまして。我々、敵連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせていただいたのは
平和の象徴、オールマイトに息絶えたいと思ってのことでして。
本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはず。ですが、何か変更があったのでしょうか。
まぁ、それとは関係なく私の役目はこれ、｣
｢ぅぅるぁあ！！｣｢オラ！！｣
｢その前に俺たちにやられることは考えなかったか！｣
｢ちょ、何してんの！？｣
何も情報がない敵に突っ込むのは馬鹿でしょ！？
それに、此奴は高確率で個性は移動持ち！
｢危ない危ない。そう、生徒とは言えど優秀な金の卵。｣
｢ダメだ！退きなさい2人とも！！｣
｢早くこっちに！！そいつの個性は
ワープだから！！！｣
こっちに切島たちを引っ張れば…っ！｢私の役目はあなた達を散らしてなぶり殺す！！｣
な！ほぼ全員を取り囲んだ！？
こんな広範囲に相手をワープさせれるの！？
…どこここ！？
｢うぉ。くそ、邪魔なんだよ雑魚が。｣
今できることは風を、空気を集めて操ること。
だから、大きい圧縮された空気をこいつらに
｢ほら…プレゼントだよォ！！！！｣
｢ぅああああああ！！！｣
これ下手したら死ぬんだよなこれ。
…色々崩れてる。
あ、そうだ。
｢そこら辺に1発かますから気をつけてね｣
｢圧縮100倍。空気砲発射。｣
ﾄﾞｯｯｶﾞｯｼｬｰﾝ
ま、空気砲みたいに優しくはないけどね。
｢おまけにもう3発。｣
ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯｯﾝｯ
さて、次はさっきの攻撃で気絶しかけてる敵を風で凹んだ地面に入れる。
｢な、なんだ！？｣
｢風が強すぎる…っ！！｣
やるかぁ。大変だけど。
崩れてる鉄やら瓦礫やらなんやらを風で浮かす。
｢くっそ。やっぱきついな。｣
そして、パズルのように組み合わせて崩れないように蓋をする。
｢他もそうするから首洗って待っておけよ？｣
多分この時の私はそこら辺のヴィランよりヴィランぽかったと思う。
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作者名：暁 | 作成日時：2019年12月28日 3時
