25話 訓練を始める前に ページ27
｢あれ、デクくん体操服だ。コスチュームは？｣
｢あ、ほんとだ。けど、腕とか足のパーツはつけてるね。｣
｢麗日さんに紙天さん。戦闘訓練でボロボロになっちゃったからサポート会社の修復待ちなんだ。｣
｢へぇ｣(ﾋﾟｰｰｰｰｯ
うぉ！？
｢1-A集合！！バスの席順でスムーズに行くよう番号順に2列で並ぼう！｣
｢りょーかいでーす。｣
2列か。なら、私の隣誰になるんだろーなぁ。
＿＿＿＿
＿＿
＿
｢くそぅ、こういうタイプだったか…！｣
｢隣はしっぽくんか。よろしくね｣
｢えぇーと、尾白猿尾です｣
｢そっか、尾白くんか。よろしく｣
｢うん、よろしく。｣
｢まぁ、派手で強ぇつったら轟と紙天と爆豪だな！｣
｢うぇ、私？｣
｢爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそう｣
ずっと怒鳴ってるもんね、子供怖がられるよ。
｢んだとゴラァ！！出すわァ！！｣
｢ほらね。｣
｢うるさ。てか、なんで私？轟くんやばくはつくんみたいに派手じゃないよ？｣
｢いやいや！炎で剣出したりしてるのすげぇ派手だぜ！？｣
｢それに、個性は炎だけじゃないんだろ？もうこれだけで人気は出るわ。｣
｢｢えぇ！？｣｣
｢それに、Aちゃんって大人っぽいのに関わりやすいから絶対人気出るよ！｣
｢麗日さんまでそんなに褒めなくても…｣
ただ、私は線引きをしてるから大人っぽく見えるだけなのに。
｢もう着くぞ。いい加減にしとけ。｣
｢｢｢はい。｣｣｣
＿＿＿
＿＿
＿
スペース…？
13号…？
｢早速中に入りましょう。｣
｢ひろっ。｣
なんか、本当にU〇Jらしいけど、そこが分かんないからなんとも言えない。
｢お小声を1つ、2つ…3つ4つ……｣
そして、13号はどんどんお小声の数を増やしてた。
え、数多いな。
｢皆さんご存知だと思いますが僕の個性は“ブラックホール”どんな物も吸い込んで塵にしてしまいます。｣
へぇ
｢それで、どんな災害でも救いあげるんですよね！｣
｢えぇ。しかし、簡単に人を殺せる力です。｣
…
そうだよ。皆いつでも人殺しになれる。
この私も。
それはもう実感している。言われるまでもない。
｢以上。ご清聴ありがとうございました。｣
……？風の流れ少し…
｢よーし、そんじゃ、まずは。｣
｢先生！！噴水！！！｣
いち早く気づいたのは私。
風を選んで正解だった。
こいつらは
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作者名：暁 | 作成日時：2019年12月28日 3時
