【ヒロアカ】私は平穏な日々を送っている。【爆豪勝己】 (ページ10)

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Ep 58 ページ10

たすけて

ヒーロー

「おい…泣いてんのか？」

『…泣いてない』

ってか、手離せよ。

逃げるから！！

「お前、爆豪勝己と付き合ってんだろ？」

『…！？』

なんでそんな情報まで…

「お前が捕まったら、分かるよな？」

いい。

私なんか、いいから。

「あれ？まだこんだけですか」

…なんかセーラー服の女の子来たんだけど。

「…対象の子？写真で見るより、ずっと可愛いです」

「死ぬ前に、血採ってもいいですか」

『血…？』

「まだやめとけ」

「そうですか」

ｽﾞﾄﾞｫﾝｯ

『焦凍！？』

それに、緑谷くんと障子くん。

「なんで、Aまで…爆豪だけが狙いだったんじゃ…」

『…』

たすけて、なんていえない。

言ったら、みんな危険な目に遭わせてしまう。

ワープの…

「A！！！」

『…ありがとう』

「まっ…」

目を開けると

敵連合の住処だと思われるところ。

「久しぶりだなァ、無井A」

『っ…』

隣に、死柄木弔が。

「今日、何されるか知ってるか？」

『…どうせ、殺されるんでしょ。

そんなの分かりきってる』

楽になりたい

(まだずっと、生きていたい)

「Aは殺すんじゃねぇ！なんで、Aなんだよ！」

「こっちの不利益になる対象は殺すべきじゃないか？爆豪くんよ？」

「それでも、Aだけは殺すな」

もういいのに。

雄英の謝罪会見を見ていた。

勝己の拘束が解かれて

あ、2,3人殺すみたいな？顔してる。

あほや。

『いっ…』

「脅し、とは言わねぇが、こいつは殺される。じゃあ、すること分かんだろ」

ツギハギの男が言うと

『いいから！勝己』

「いいわけねぇだろ…」

勝己の手が止まった。