Honey House＿＿【HQ】

Episode２６ ページ26

次の日 学校


ｶﾞﾗｯ


ドアを開けるとクラス中が私を見る。


なに？そんなに珍しい？


それより腰痛いの。早く座りたいの。


だから退いてよね。


「ごめん、Aちゃん」


と謝ってくる。


『なにが？』


「だってうちらが、嫉妬…とかして暴言吐いたりしたから…昨日休んだんじゃ…」


『違うよ、私そこまで気にしてない。昨日休んだのは体調の問題。気にしないで』


「そっか！」


明るくなる空気。


本当に嫌だ、もう…全てが。


もう学校なんて帰宅もなかったのに。


…ユカに会いたくなかったのに。


一昨日気にしてないとか言ったけど気にしてるよ。


「大丈夫…？なんかあった？性格…変わったよね？」


委員長には分かるらしい。、


『…全然だよ。変わった？…私は変わってないよ』


…嘘だ。


2日でいろんなことが起きた。


頭が混乱している。




保健室


『だるい…』


頭痛いし体も痛い。


筋肉痛か。


「…大丈夫？」


『…あれ、日向？どうしたの？』


「ちょっとお腹壊した！」


ったく、3年になっても変わらないね。


『大会近いんでしょ。体大事にね』


「おう…そういや佐倉さ！」


『ん？』


「なんか変だけど、どうした？」


変？みんなそう言う。


「いや、変って言うのは…あのそういう意味じゃなくて…だな！」


何を焦ってるの。


『知ってるよ、変わったよ、私は。


もう、変えるしかなかった』


全部壊した、壊された。


「…？」


流石に馬鹿だから通じないか。


人のこと言えないけど、


『ん、まぁ頑張って、大会。』


と重い体を頑張って起き上がらせ教室に戻ろうと歩く



「『あ』」


『…月島も、腹でも壊したの？』


「僕を日向と一緒にしないでほしいね。それより"くん"つけないんだ。」


『ダメなの？』


「っ…別にいいけど」


そう、


もうどうなってもいい。


けど


強くなりたいって思ったの。

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