Honey House＿＿【HQ】

Episode２３ ページ23

勉強していると


「本当にバカなんだな」


『傷つきますよ』


「今まで赤点とかどうして来たの？」


『友達に教えてもらいました。』


「そ、」


白布さんは素っ気ないが、こっちの方が楽だ。


けど、顔…近い。


「ここは…」


耳に吐息がかかる。


…恥ずかしくなってきた。


「分かった？」


『…すっごいわかりやすいですね。』


熱い顔。


だけど、凄く気分がいいの。


何でだろうね。


「顔、赤い」


そう言い私の頬を手で撫でる白布さん。


そして顔を近づけて


「抵抗、しないの？」


私は何も言わず、


唇を重ねた。


何度も、何度も。


好きとかそういう感情はない。


けど、やっぱりあの人を思い出してしまう。


忘れられない。


例え、親友の彼氏でも。


『…あ…』


「大丈夫？」


涙が止まらない



それほど




大好きだったんだ。





お互いの肌を重ね




今までの私が壊されていく。




激しく乱れて＿＿＿＿＿＿＿＿





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿





ふと、我に返って…


『あ…っ、ごめんなさ…』


「…なんで謝るの？俺がやった事だから。ごめん」


なんで、



こんなにも気持ちが楽なんだろう。








そうなっている私に






嫌気が差した。

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