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Episode21 ページ21

「たっだいまぁー!」


私と白布さんは離れて、


私は食事の準備を。


白布さんはリビングでくつろいでいた。


『出来ました』


「Aちゃんやっぱり凄いねー!」


『あの、黒尾さん…』


「なに?」


『明日、学校休みますね』


「?どうした?」


『…ちょっと』


そう言って私は席についた。


「んじゃ、いただきまーす!」


私も黙々と食べ続ける。


まるでいつも通りのように。


「ねぇ、A」


『…赤葦さん?』


「目…充血してるし、腫れてるよ。隠せると思ってる?なにがあったの?」


『いや、別に大したことじゃないですよ』


「話せよ」


と荒っぽく言う二口さん。


「俺が言う」


白布さんがすべて話した。


一人ひとりの表情を見ればバラバラだ。


「…へぇ…」


にやける人も。


『…』


ご飯を食べ終わった。


赤葦さんは私に近づいた。


「俺が癒してやるよ」


「ちょっ、赤葦くん!抜けがけ禁止だよー!俺もー」


及川さんも黒尾さんも近づく。


あんなに泣いたあとなのに。


また涙が出てきそう。


目に溜まっていく涙。


「あー、怖かった?かわいいねーっ」


と、私の顔を触る黒尾さん。


私の好きな人の話をさせたのも…


全部全部これが目的?




『なんで…私なんですかッ』


「俺ら、Aちゃんの顔と体に惚れちゃったんだよねぇ」





身体…目的、ですか。





信じてた…ううん。



気づいてた時もあった。



楽しくやりたかったのに。

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naonao(プロフ) - ものすごくものすごくものすごかったです! (2021年12月4日 19時) (レス) @page50 id: 89bf261545 (このIDを非表示/違反報告)
幸不椿風(プロフ) - 緋さん» はいー(^^) (2016年12月24日 9時) (レス) id: 724eb51f61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 幸不椿風さん» なるほど、丁寧な回答ありがとうございます。 (2016年12月23日 0時) (レス) id: 25a5e3ca14 (このIDを非表示/違反報告)
幸不椿風(プロフ) - 緋さん» 今のところは決まってませんが、オチがなかったりあったりはあるとだろう思います!まだそこら辺あやふやで( ・_・) (2016年12月22日 23時) (レス) id: 724eb51f61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメです、いきなりですいません。これってどのキャラ落ちとかあるんでしょうか? (2016年12月22日 23時) (レス) id: 25a5e3ca14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸不椿風 | 作成日時:2016年12月14日 21時

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