Honey House＿＿【HQ】

Episode１９ ページ19

翌日


今日は私が朝食を作る係。


それにしても…


昨日、白布さんに言われた…


「会ってみる？」


…それが気がかり。


何かが起こりそうで。


『はぁ』


「大丈夫か、あ、そここげてる」


『影山くん…！？』


手元を見るとこげている肉。


やばいと慌てて火を弱める。


「おー、美味しそうな匂い」


「ならいただきまーす」


と食べ始めていく。


『どうですか…』


「おいしいね！ほんとに！」


「嫁に欲しいんだけど」


黒尾さんがそう言うと


「俺だってA、欲しいですよ」


赤葦さんが続く。


朝から…刺激が強い。


顔があつくなってもう学校に行きたい。


私は食べ終わり皿を片付け、


学校に向かった。



「おはよー」


『おはよ！！ユカ』


ユカは特進クラスだからクラスは違う。


でもユカだけが癒しだよ…


「友達いないの？」


と、上からものを言う月島くん。


『…いるじゃん、ここに』


「へぇ、学校いったらそういう性格に変わるわけ？」


『その話…っ』


ユカに話してないんだから…


「家でもそんなのだったら弄りがいがあるのに、ネ？」


そう耳打ちをしてきた。


息もかけられて、大勢の人に見られて、


もう最悪だ。



教室へ入っていくと


「Aちゃん月島とどんな関係！？」


とか


「超仲良かったよね！付き合ってたの！？」


と向けられる目。


『付き合ってないよ、私だと不釣り合いだよ』


女子が怖いな。


「でも…なら何であんなに近くで話してたの？最近は影山と月島と一緒に登校したりしてるみたいだし…調子、乗ってる？」


…こわいな…


「やめろよ、別にそんなのどうでもいいだろ」


影山くんが切り出すけど、女子は黙っていない。


私が全部悪いことになるのか。


学年の結構かっこいい2人が横にいたらそうなるのか。


「もうやめてあげれば？Aに非があるとは思えないけど？嫉妬からの喧嘩はほんとに見苦しいよ」


委員長も切り出す。


すると女子たちは引き下がる。


『…ごめんね、影山くん』


「なんで、おれに謝んだよ」


『変なことに巻き込んで』









これよりも酷いことが後に起こる。

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