検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:140,828 hit

Episode16 ページ16

翌朝


…全然寝れなかった。


『ふぁぁ』


「…クマ、付いてる」


『白布さん…おはようございます』


「眠れなかったのか」


『まぁ、はい』


「…すまないな」


そう言って私の頭を撫でて仕事に向かっていく。


なんで…


謝ってくれたの?


あぁ、白布さんが一番優しいんだ。


深入りせずにでもちゃんと見てくれてる。


何でかな、すごく嬉しい。


でも、


「Aちゃん、おはよう!」


『及川さん、…おはよう…ございます』


白布さんだけ優しくても意味無いの。


7人のうちの1人。


震えが止まらない。


「げ、今日は飛雄が作ったの」


「文句言うなら食べないでください」


確かに…苦い。


でも何でか、心が休まった。



『行ってきます』







「なんで俺が月島とっ…」


「仕方ないでしょ、一緒の道なんだから」


二人の長身に挟まれながら歩く…


やっぱり背、高い。


月島くん190cmはあるって聞いてるし…


ってかなんで私真ん中なの。


『…うぁぁ…やっとついた』


ほんとに疲れた。


人の目線と横2人の視線。


怖くて心臓おかしくなりそうだった。


「大丈夫ですかっ!!」


『…えっと、あ!仁花ちゃん』


「Aちゃんだ!大丈夫?どうしたの?」


『…ちょっと色々ね…』


シェアハウスの事は他言したらダメならしい。


学校側にバレると色々大変だからって。


「そっか!相談乗るよ!!」


笑顔で走り去っていく。


やばい


仁花ちゃんになりたい。




疲れて泣きそう。

Episode17→←Episode15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
295人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

naonao(プロフ) - ものすごくものすごくものすごかったです! (2021年12月4日 19時) (レス) @page50 id: 89bf261545 (このIDを非表示/違反報告)
幸不椿風(プロフ) - 緋さん» はいー(^^) (2016年12月24日 9時) (レス) id: 724eb51f61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 幸不椿風さん» なるほど、丁寧な回答ありがとうございます。 (2016年12月23日 0時) (レス) id: 25a5e3ca14 (このIDを非表示/違反報告)
幸不椿風(プロフ) - 緋さん» 今のところは決まってませんが、オチがなかったりあったりはあるとだろう思います!まだそこら辺あやふやで( ・_・) (2016年12月22日 23時) (レス) id: 724eb51f61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメです、いきなりですいません。これってどのキャラ落ちとかあるんでしょうか? (2016年12月22日 23時) (レス) id: 25a5e3ca14 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:幸不椿風 | 作成日時:2016年12月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。