フリーター、真選組に入ります。【銀魂】

29話 ページ30

風邪が治り、近藤さんを探していた。


『…高天原…？』


パトカーに乗り高天原の前で止まった。


「なんでマスクしたんだお前」


『俺の前職ここですよ』


ばれたら溜まったもんじゃない。


「A！戻ってきてくれたのか！」


肩をゆらされた。


『酔う…』


「おっと、すみません。」


『俺、真選組入ったから。』


「…せめて1日だけでもしてくれればいいから！」


『金は？』


「頑張ってくれるなら…」


『じゃあやるわ』




高天原の前に立っていると


「キャーーー！Aよ！」


と女の大軍が押し寄せてくる。


「ホスト辞めたんじゃなかったの！？」


『…一晩だけ、な？』


「キャーーー！」


ドアが壊れる勢いで女が走ってくる。


俺がキャーーーだわ。


「おま…これ1人で？」


『お前ら、引かれねぇように相手しろよ』




「どうして、Aはぁ、ホストやめちゃったの？」


お前らの香水が臭いからだよ。


なんて言ったら確実に殺される。


『…金稼いで両親楽させてやりたくてな、今公務員やってるよ』


「なんかぁ、ジーンときちゃったァ」


絶対きてないよな。目、うるうるするどころかハート型だろ。


それに、親なんてどこにいるか知らねぇし。


どっか、京に住んでるのかね。


『今日は楽しんでけよ？』


「キャーーー！ドンペリ1本！！」


「私も！！」


天職だな。

30話→←28話

ラッキーアイテム

マヨネーズ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す