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クラスメイトの“真城(ましろ)優大(ゆうだい)”。


入学初日はその美貌に惚れかけた。



高身長で色白、顔は整っていてその上頭は良く運動神経抜群。


モテる要素が詰まった存在。


それでも私が彼に惚れないのは、彼がモテ男だから。

好きになったら大勢の女子を敵に回すことになる。



私はむしろ、彼のそばにいる岩舘吏音(りおん)くんの方が気になる。


岩館くんは優しくてフレンドリーで面白い。

彼みたいに頭が良いわけじゃないし、顔が整ってる訳でもないけど充分魅力的だと思う。



「まあ、優大くんがそばにいる以上岩館くんにもなかなか話せないんだけどね」


休憩時間、彼女の隣に座り砂糖たっぷりのコーヒーを飲む。ブラックなんて到底じゃないけど飲めやしない。


「優大くんは女子の中でモテる男トップに入ってるからね。そんな人がクラスメイトだなんて私は不運なのかな」


わかりやすくため息を吐くと、彼女がクスリと笑う。


「そうかもね」



「だよね!目の保養にはなるけどやっぱり不運だよね?」



「目の保養って」と再び彼女は笑う。


マシロちゃんは私の話をいつも楽しそうに聞いてくれるし、笑ってくれる。

話しかけるまではクールな人だと思ってたからすごく嬉しい。


「もしマシロちゃんと同じ学校でクラスメイトだったら不運じゃなくて幸運なのにね」



彼女を真似して笑顔で言ってみたけど、当の彼女は少し目を丸くして笑っていなかった。

我ながら恥ずかしいことを言った。


「あはは、マシロちゃんは嫌だよね。違うところで良かったね。あははは」



我ながらとても悲しくなってきた。



「あのさ」



彼女に呼ばれ向くと、彼女は微笑を浮かべていた。



「明日短髪で来ても良いかな?」


「え、マシロちゃん髪切るの?」


「そんなところ」




彼女の短髪かあ。今のロングヘアに見慣れてて短髪なんて想像出来ないけど、きっととっても素敵なんだろうな。見てみたいかも。


「ぜひぜひ!マシロちゃんの短髪見てみたい」


「じゃあ、楽しみにしてて」



そう、いつも通り微笑んで彼女はモカを一口飲んだ。






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(プロフ) - 今日読み始めた者です。 本音を言うとですね、最高。すこ。めちゃくちゃドキドキする。ウッヒョーォオオォオオォオオォオオォオオ!って感じです。語彙力なくてすみません!!!! (2020年1月27日 22時) (レス) id: b33350b182 (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃん。(プロフ) - 岩舘くんの下の名前は吏音です。李音とよく間違えます。間違ってたらぜひ遠慮なく言ってください (2018年4月30日 10時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃん。(プロフ) - 子月さん» ここまで言われたのは初めてです。ありがとうございます!文章上手に書けるよう頑張りますね (2018年4月24日 20時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)
子月(プロフ) - 甘さもあるけど少し暗い面もあって……私好みの物語です。占ツクのオリジナルだと中々見つからなかったので、この作品を見つけた時、嬉しかったです。続きを楽しみにしていますね! (2018年4月24日 19時) (レス) id: be8a18df5d (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃん。(プロフ) - 和花さん» ありがとうございます! (2018年4月5日 13時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:京ちゃん。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年3月28日 17時

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