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登校して数分後に朝練した男子バレー部員が教室に入ってくる。

その彼らがいつもと違って賑やかで、気になって聞いてみた。


「おはよー。何かいいことあったの?」


「おお、あはよ。昨日な、珍しく体育館に女子がいたんだよ」


女子?男子バレー部に女子マネージャーはいないし、確かに珍しい。


「どうしていたの?」


「確か、牛島が言って来たとか」


若利くんが呼んだ?

あの若利くんが、なんで…………。


「あの子可愛かったな〜」

「小山だろ?ほんと可愛いかった。そう言えば、お前帰り声かけてたよな」

「ああ、でもダメだった」


若利くんが呼んだのは小山さんって言うんだ。



「ねえ、小山さんって何組の人?」


「小山は確か一組だよ」



なぜ若利くんが小山さんを呼んだのか。

二人はどんな関係なのか。


気になって気づいたら昼休みに小山さんを呼び出していた。


大きな目が特徴的な可愛い子。

確かに可愛いけど、さほど美人じゃない。

……でも、男子はこういう子が可愛くて好きなんだ。


「ごめんね、急に呼び出して」


「ううん。すぐに戻れれば良いよ。で、話って何?」


可愛いけど、なんだかちょっときつめな感じ。


若干少し迷惑そうで、質問をしていく事に彼女の大きな目が鋭くなっていく。


でも、ポスターを頼まれたのが小山さんの友だちなら、小山さんは行く必要が無い。

もしかしたら小山さんも若利くんを狙ってるかもしれない。

男子の多くが可愛い、好みと答える人がライバルなのは嫌だ。



「別に男子バレー部に好きな人いないから」


次に私がどんな質問をするのか察しが着いたのか、彼女は少し面倒くさそうにそう答えた。


そっか、じゃあ、ライバルじゃないんだ。



良かった。




そう安堵していると、そそくさと彼女は帰ろうとする。


「待って」


咄嗟の行動で、私は彼女の細い手首を掴んでた。


あわよくば、なんて思ってしまった。



「私、若利くんのこと好きなの。良かったら、手伝ってくれない?」



私は欲張りだ。


欲張りで、たまにそれが良くない。


私の発言の何かが彼女の癪に触ったのか、彼女の大きな目が鋭くこちらを睨みつける。


「お断りします。私を面倒事に巻き込まないで。どうしてもって言うなら、覚悟してね。邪魔しかしないから」


本人は抑えてるつもりなのか、声は先ほどよりも落ち着いていて、それが余計に怖かった。



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京ちゃん。(プロフ) - 無理やり完結した感じになってしまい申し訳ありません (2020年2月22日 21時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃん。(プロフ) - 更新遅くなりすみませんでした (2019年8月20日 21時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃん。(プロフ) - ぴのさん» ありがとうございます!訂正しました (2018年12月5日 12時) (レス) id: 706e95c0fd (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 天童さんの一人称は確か僕じゃなくて俺ですよー (2018年12月4日 22時) (レス) id: 3707f5c19b (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 京ちゃん。さん» いえいえ!むしろ上から目線申し訳ないです(-_-;) (2018年9月29日 23時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:京ちゃん。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月29日 20時

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