Lv.96 ページ5
仁王さんに声をかけられたが、なんだか声が出なくてコクコクと首を縦に振る。仁王さんが近づいてきた。
仁「……驚いたぜよ。誰かに声をかけられて遅くなったかと心配しとったんじゃが……。待った甲斐があったナリ」
実はナナさんと歩いている時、めちゃくちゃナンパされた。しかし幸村さんとレギュラー陣以外はそこら辺の塵だと思っているナナさんは、全ての誘いをガン無視していた。
仁王さんが私の手をとる。
仁「＿＿可愛い。よく似合ってるぜよ。」
私の体温が急上昇した気がした。
貴「……仁王さんの甚平も似合ってて、…カッコイイ……です」
仁「……ほうか」
仁王さんが私の手を繋いで歩いて行く。先を進む仁王さんの耳は赤かった。
＊＊＊
お互い緊張してたけど祭りの雰囲気に魅せられて、私達はお祭りを楽しんでいた。
金魚すくいは初めてだったし、リンゴ飴は美味しいね。仁王さんが食べたいというので、食べさせた。
……待って、これデートじゃね？
貴「あっ、あの……そろそろ他の皆さんと合流しないんですか？」
仁「……俺以外に誰か誘ったんか」
貴「え？……いや、今日は立海レギュラー達と遊ぶのかと思ってました。仁王さんが代表で誘ってくれたと。」
仁王さんが呆れた顔をする。
仁「俺はおまん以外と来る予定はなか。……その浴衣は俺だけのために見せてくれたんじゃと思ってたきに、残念じゃ…。」
貴「……もっと残念に思うこと言いますね。ここに来る前に、とある方に会ってなかったら立海ジャージで来てましたよ」
ナナさんに感謝だよね。
仁「まぁ、それはそれでおまんらしくて俺は…好きじゃ」
仁王さんに頭をぽんぽんされる。目が合って、お互いの顔が赤くなる。
＿＿やっぱり変だ。仁王さんも、……私も。
＊＊＊
貴「……三次元的なゲームは慣れないなぁ。」
射的に挑戦したが景品を取れなかった。……野原行動とかPuPgはめちゃくちゃ得意なのになー…。現実はそう簡単にはいかないみたいだ。
仁「もう一回やってみんしゃい。俺がサポートするナリ」
距離近！？
後ろから抱き着かれる形で一緒に銃を構える。ホラゲーの時も抱き着かれていたはずなのに、なんでこんなにドキドキするんだ。
……仁王さんの手、大きいなぁ。
って、今は射的に集中だ。ゲーマーの意地を見せなければ！
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かるぴん(プロフ) - 面白くて一気読みしました！ (2021年4月20日 19時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年8月28日 20時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 続編来たー！続き楽しみにしてます！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
くろかは(プロフ) - 続編おめでとうございます！！まさかの推しルートでワクワクが五割増しです笑笑これからも応援してます！ (2019年8月26日 1時) (レス) id: e34a9a5e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらの | 作成日時：2019年8月24日 21時
