Lv.46 ページ47
テニスコートに戻ってきた私達。
丸「A！大丈夫かよ…って大丈夫じゃねーよな。」
ジャ「腫れちまってるぜ…」
そういえば、ボールをぶつけられた拍子にメガネが吹き飛んだらしく壊れてしまった。
まぁ伊達メガネだし別にいいけど…。
だから今はメガネをしていない。
落ち着かないし、やけに心配されるからちょっとね。
貴「ノープロブレムです！練習再開して下さい！
私は部室で今日の試合について部誌に書きますから。」
私は部室で部誌を書き始めた。
＊＊＊
部活が終わり、ミーティング。
幸「今日は皆いつも以上に気合いが入っていい練習が出来たね。
最後に何か連絡のある人はいる？」
貴「はい」
幸「…じゃあAは前に出てきて」
切原、そんな警戒しなくて良くない？
めっちゃビクってしてたけど。
貴「まずは今日の試合、本当にありがとうございました。試合の中で成長していく皆さんはキラキラとしていて、育成した甲斐があったと思います。」
試合までの期間、私はマネージャーとして身を粉にして頑張った。
ゲームしたり練習メニューを考えたり、ゲームしたり……あれ、結構ゲームしてたわ。
でも前よりは確実にゲームの時間が減った。
貴「テニス部のマネージャーに誘われた時、正直面倒臭いなーって思ってたんですけど、皆さんのテニスを見て……私はテニスが、皆さんのプレーが大好きになりました。」
幸村さんと切原のテニススタイルはちょっとどうかと思うけど…。でもテニスをしている皆は好き。
貴「心の底からマネージャーをやって良かったと思います。
誘って頂き本当にありがとうございました！マネージャー楽しいです！！
これからもよろしくお願いします！」
途中恥ずかしくなって早口になったけど気にせず、頭を深く深く下げた。
これは私の本心。
柳さんの言葉と幸村さんが言った"本気"で遊ぶという言葉は私の中に残っている。
仁「…顔を上げんしゃい」
仁王さんがポツリと話す。
私はゆっくりと顔を上げた。
貴「んんっ！？ちょっと、真田さん！？
なんで泣いて…」
私の真正面に腕を組んで立っていた真田さんは泣いていた。
真「な、泣いてなど…！！これは、…これは汗だ！！」
柳「風紀委員長として柊の成長ぶりに感動したのだろう。まるで娘の成長を喜ぶ父親のようだ」
柳生「私も何だか分かる気がします」
えぇぇ…やっぱりダメな子認定されてたわー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Dole(プロフ) - とても面白くて、このあと続編も読ませていただきたいと思いますよ！試合の描写もしっかりしていてとても良きでしたし、夢主のキャラも好きです！ (2022年4月14日 17時) (
レス) @page50 id: c74a900a27 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇百合大好き変態ヒーロー - おもしろい！(*≧∀≦*)更新頑張れー！(*´∇｀*) (2019年4月25日 19時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2019年4月25日 14時) (レス) id: 7fd2779397 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そらの | 作成日時：2019年3月31日 22時
