Lv.32 ページ33
ファンクラブ会長、麗子さんから逃走して教室に戻った私。
貴「……は？」
机には酷い落書きと切り刻まれたノート。
ノートにはテニスのことだったりそれぞれの選手の情報について書いていた。
委「ごめん、柊さん。僕が居ない間に他クラスのファンクラブの女子がこんなことをしていたみたいで…」
隣の席の委員長が申し訳無さそうにしていた。
むしろ委員長が泣きそうな顔じゃん。
それにしてもなんで他クラスの女子？
「…あなたがテニス部に尽くしてたのはちゃんと知っていたわ。だからこのクラスで危害を加える人はいないわよ」
うちのクラスのファンクラブの女子が話す。
「ただ他クラスのことには干渉出来ないの。あなたをおびき出してこんなことをしたのは全部麗子さんの指示よ」
なるほど。あの
このクラスで麗子さんの指示に従う人がいなかったから他クラスの人にノートをボロボロにするように頼んだっぽい。
ファンクラブ会長に歯向かうとか強いな。
委「そのノート、大事なものだったでしょ？
そんなに切り刻まれたら…」
貴「えっ、ノートは別にいいよ。全部暗記してるし。念入りにUSBにデータも入れといたし。」
みんなが唖然としている。
ノートはあってもなくても平気。ただあった方が説明するのに楽だし、未来のマネージャーにも分かりやすいよね。
柊さん、ハイスペック過ぎ…！とかなんとか委員長が呟いてた。
それよりも落書きされた机を消す作業が大変。
ノートはゴミ箱に捨てた。
早くこの騒動を沈静化しないとマネ業にも集中出来なさそうだ。
麗子さんに仕返しすることに決めた。
＊＊＊
仕返しの方法は至ってシンプル。
やられたらやり返すのみ。
昼休みは皆の視線が痛かったから、さすがに屋上にまで弁当を食べに行けなかった。
久しぶりにテニス部の人達と食べたかったんだけどね。
私は写真部の部室で弁当を食べた。
そして写真部からとある写真を入手。
放課後、私を迎えに来た切原には今日は部活にも参加しないということを伝えた。
強引に部活に連れて行かれそうになったけど、即座に逃げる。
そして辿り着いたのは新聞部の部室。
貴「失礼します」
「あっ、噂の柊さんだ！
インタビューさせてもらいたいんですけど…」
貴「……そんなことより、コレで新聞記事を作ってくれませんか？」
ニヤリと笑った私は写真部から入手した写真を提示した。
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Dole(プロフ) - とても面白くて、このあと続編も読ませていただきたいと思いますよ！試合の描写もしっかりしていてとても良きでしたし、夢主のキャラも好きです！ (2022年4月14日 17時) (
レス) @page50 id: c74a900a27 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇百合大好き変態ヒーロー - おもしろい！(*≧∀≦*)更新頑張れー！(*´∇｀*) (2019年4月25日 19時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2019年4月25日 14時) (レス) id: 7fd2779397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらの | 作成日時：2019年3月31日 22時
