Lv.21 ページ22
図書室に着く。中には図書委員すら居らず、サボっていると確信。
私は本を借りたことはないがたまに利用する。
別に本を読むわけじゃなく、本を開いて隠れながらゲームをしていたのだ。
今日の目的はゲームをすることではなく、テニスの本を読む。
テニスのゲームもやり込んだことがあるのでルールなどの基本的なことは知っている。
ただし、マネージャーとしての知識が不足している。怪我をした時の対処法とか。テーピングの巻き方などなど。
読み込んで暗記するのには本気モードで。
いつものように前髪をヘアクリップで留め、メガネを外して集中する。
どれほどの時間が経ったのだろうか。
柳「柊が図書室にいる確率96%」
貴「柳さん。神出鬼没ですね」
柳さんは私の方に近づいてくると、しげしげと私の読んでいる本や机に積み重ねられた本をみつめた。
貴「それにしてもなぜ私がここにいると分かったんですか？」
柳「…データに基づく推測だが、俺の予想以上に柊はゲームが好きなようだ。"本気"で遊ぶことにしたお前はテニスの知識を得ようとここにやって来るだろうと考えた。」
貴「当たってるちゃ当たってるんですけど、図書室を選ぶ理由にはちょっと違う気がしますね」
柳「……データが外れたか」
データ、データってデータマンなのかな。
ちょっと私と似てるかもね。
貴「インターネットで調べるのもアリですよね。でもネットは信用ならないですから」
柳「なるほど、データに加えておこう」
私のデータがどんどん取られていく。
ゲームのプレイヤーは私のはずなのに。
別にいいけどね！
貴「ところで柳さんは本を読みに来たんですか？
年に600冊も読むんでしょう。」
柳さんが珍しく驚いている。しめしめ。
柳「俺のことを調べたのか」
貴「キャラの性格、趣味嗜好はゲームに通ずるところがありますし。ステータスは全部把握しときたいタイプなんでー。」
これは相当のゲーム馬鹿だ、なんて呟いてる柳さん。褒められてるの？貶されてるの？
柳「生憎だがお前に用があってきた。
……俺を覚えているか、柊。」
ナンパかな？？
こういう口説き方あるよね。実は昔会ってた雰囲気出して強引に持ってくやつ。
柳「金井総合病院近くの花屋」
………あっ、思い出した
それと連鎖的に幸村さんのことも。
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Dole(プロフ) - とても面白くて、このあと続編も読ませていただきたいと思いますよ！試合の描写もしっかりしていてとても良きでしたし、夢主のキャラも好きです！ (2022年4月14日 17時) (
レス) @page50 id: c74a900a27 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇百合大好き変態ヒーロー - おもしろい！(*≧∀≦*)更新頑張れー！(*´∇｀*) (2019年4月25日 19時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください (2019年4月25日 14時) (レス) id: 7fd2779397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらの | 作成日時：2019年3月31日 22時
