【テニプリ】可愛いっていうな！4【男主】 (ページ7)

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【ネタバレあり】不思議なカメラと3年後③ ページ7

俺はそれからしばらくその写真を眺めていた。
もちろん、今の彼らに写真を見せるつもりは毛頭ないし、からかうつもりもない。
……これで未来が変わってしまったら困る。そもそもこれが未来の姿という明確な証拠はないけれど。

貴「……未来の姿、か」

俺は鏡の前に立って、自分の姿をパシャリと撮った。
部屋を出てプリンターがある場所へ行く。
ドキドキしながらプリントしてみる。しかし、炭で塗りたくられたような真っ黒の写真が出来上がった。

貴「そういや……このカメラは一回きり、だったな」

このカメラはもう使えない、ゴミも同然なわけで…。でも捨てがたいから部屋に置いておこうと思い、自分の部屋に戻る。

不二「こんにちは」

貴「え！？不二！？」

すぐに戻ってくるからと、ドアを開けっぱなしにしていたのがまずかった。でもまさか…はなれにある俺の部屋にわざわざ来るなんて予想出来ない。

不二「写真を確認したくて、勝手に入っちゃいました」

不二はカメラで写真を撮るのが趣味だから、気になったのだろう。
俺は不二が手に持っている1枚の写真を見てドキリとした。……それは、未来の姿が写った写真だ。

不二「＿＿これ、どうして真っ黒なんですか？」

貴「…ん？」

……どういうことだろうか。部屋を出る前は未来の姿が写っていた写真。しかし不二が手にしているのは、さっきプリントしたみたいな真っ黒の写真がそこにあった。

貴「あー……なんかさっき撮ったカメラが壊れててさ！良かったら不二のカメラ貸してくれない！？リベンジさせてくれ！」

不二「……え？」

そうだ、もう誤魔化してしまおう。俺は早口でまくし立て、不二の高いカメラを借りることに成功した。

よし、またさっきのメンバーで撮るぞ！

そう意気込んで俺は中学生に声を掛けにいったのだった。

～～～

ポスター……一生眺めてられる…
あわよくば全員の3年後が見たい！