▼4/1誕生日《遠山金太郎》 ページ37
貴「おっ、やってるやってる」
遠山「Aー！来てくれてん！」
貴「誕生日おめでとう、金ちゃん！」
金ちゃんの誕生日のため、四天宝寺を中心にたこ焼きパーティーをしているらしい。他の皆がたこ焼きを焼いていていい匂いがする。
遠山「あー！たこ焼きやー！ワイにくれるん？」
貴「待て待て。これはロシアンたこ焼きなんだ」
遠山「ロシアンたこ焼き？」
俺が持ってる皿には6個のたこ焼きがのっている。ちなみに忍足侑士監修のもと、四天宝寺の作っているたこ焼きとは別に作ってきた。
貴「この6個のうち、美味しいたこ焼きは1つしかない……。他は毒入り」
遠山「ど、毒入り！？」
貴「さぁ！勇気を出して選べ！当たりのたこ焼きが食べれたらヒーローだ！」
キラーン、と金ちゃんの瞳がキラキラと輝く。恐る恐る金ちゃんは1つのたこ焼きを口に入れた。
遠山「っ！………美味い！！」
貴「よしよし！金ちゃんはヒーローだな！」
遠山「いよっしゃあー！白石ー、ヒーローになったでー！」
金ちゃんが白石に報告しに行く。金ちゃんはヒーローとかそういうものが好きだから喜んでくれて良かった。
財前「……まっ、そりゃヒーローになれるっすね。」
いつの間にか隣に来ていた財前が、ひょいと爪楊枝で1つのたこ焼きを食べた。
財前「全部同じたこ焼きとか……子供だましにも程がありますわ」
貴「おいおい、今日はエイプリルフールなんだし」
毒入り、とか適当な嘘ついてもいいだろ。
そしてたこ焼きは財前に全部食べられた。
……俺も食べたかったのに！
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作者名：そらの | 作成日時：2020年1月3日 23時
