【テニプリ】可愛いっていうな！4【男主】 (ページ27)

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宍戸「よぉ、A。反省中か？」

鳳「やっぱりAさんがいてくれると、部の雰囲気が明るくなっていいですよね！」

貴「……うん？あ、二人は侑士と岳人との試合？頑張れよ」

ベンチ脇を通った二人に話しかけられた。いーなー！俺も誰かとダブルスしたいなー。

貴「日吉、次は跡部と試合か？待ってる間はベンチに座って休んどけ」

隅に立っていた日吉をベンチに座らせる。長話できる話し相手がいなくてめちゃくちゃ暇だったんだよな。

日吉「……忍足さんから聞きましたよ。全く……貴方が部活に来ないと下剋上出来ないので止めて下さい」

貴「おっしゃる通りで……」

跡部「おい！何話してんだ。俺様のプレーを見ておけと言ったのに……。日吉、コートに入れ」

日吉は立ち上がって1度俺に視線を向けると、今度は跡部を睨みつけて『下剋上だ』と呟いた。そして跡部が好戦的に笑う。……向上心があることはいいことだ。

日吉が下剋上を達成出来ずに、今日の部活は終わった。部室で制服に着替えながら、ジローと岳人と亮に話しかける。

貴「だからさー、やっぱ跡部ってジローに甘いよな」

向日「……は？」

樺地「Aさん……跡部さんが…呼んでます…」

着替え終わると同時に、樺地が部室に入ってきた。実は俺の家の前の道を跡部も通るらしいので、ついでに車で送って行ってもらっているのだ。

貴「じゃあ皆、明日なー！バイバイ！」

＊＊＊

ＮＯside

樺地とAが去った部室に、3人は残っていた。

宍戸「あの無自覚も大概にして欲しいぜ！一番甘やかされてるのはアイツなのによ」

芥川「跡部んちって、Aんちの真反対だC～。」

向日「でもそれ言ったら絶対Aは跡部と一緒に帰らなくなるだろ」

だから跡部はそれを言わない、と誰かが呟いた。

～～

氷帝産男主は無自覚に跡部に甘やかされてるので、若干ワガママ()な性格かも。