【テニプリ】可愛いっていうな！4【男主】 (ページ24)

今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:29,100 hit

【if】中3だったら①《立海編》ページ24

※ユリカの出番なし

切原「Aせんぱーい！一緒に部活行きましょーよー！」

貴「うぃーす」

後輩のワカメ……じゃなかった、赤也はいつも俺を迎えに来る。わざわざ3年の教室まで来るとか暇かよ。

丸井「後輩はさっさと行って準備すべきだろい」

仁王「ほれ、はよ行きんしゃい」

しっしっと追い払うような動作を仁王がする。ちなみにブン太と仁王は俺と同じクラスで、その二人に腕を取られた。

切原「いっつも両隣キープとかずるいっスよー！たまには俺にも＿＿」

真田「赤也！！」

教室がビリビリと震えるほどの声がこだまする。マジでビビったわ。

真田「お前はまた廊下を走ったのか！Aに会いたい気持ちは分かるが、周りの迷惑になるような行動は慎め！」

切原「す、すんません！」

赤也が真田に頭を下げた。俺も問題を起こして真田に頭を下げることは多い。
両隣の二人が先に部活に行こうと言うので、真田と赤也を置いて行った。

＊＊＊

柳生「成瀬くん、そろそろ休憩をしたらどうでしょう」

柳「今の気温は30.1℃……休憩すべきだ、A」

柳生がタオルを持って出迎えてくれる。柳は俺にドリンクを手渡し、塩飴をくれた。
……二人は俺の専属マネージャーか何か？
俺が幼児に見えるフィルターでもかかっているのか、甲斐甲斐しく世話を焼いてくる。

幸村「ほら、A。ここに座るといい」

幸村がここに座るようぽんぽんと叩いているのだが、その場所が問題だった。

貴「なんでお前の太ももに座るんだよ！逆に暑いだろ！」

幸村「いいから」

腕を掴まれて無理矢理座らされる。
いや、あっっっつ！！！！抱き着いてくるし、余計に。

幸村「暑いなら飲めば。はい」

幸村に差し出されたドリンクを飲む。
……ん？普通に飲んだけどこれって＿＿

貴「もしかして……幸村のドリンク？」

ニコリと幸村は微笑んだ。
うわあああ！！なんで飲ませたんだよ！？幸村の分が減っちゃったじゃん……。

真田「A！こっちに来んかぁぁ！」

部室の方からハッキリと聴こえた真田の声。アレは……怒られるなぁ。
俺はいかに早く土下座しようかと思案しながら、部室に走って行った。