▼1/3誕生日《樺地宗弘》 ページ3
跡部主催の"樺地誕生日おめでとうパーティー"が豪華すぎる。誕生日会の規模を逸脱しすぎじゃないかと思う。でも跡部だから、なんか納得してしまうのも頷ける。
芥川「zzz…」
貴「ジロー……起きねぇな…」
俺の膝の上で寝ているのはジローだ。今日は樺地の誕生日だから起きていると宣言していたのにも関わらず、やっぱりジローはジローだった。小学生の時からそうだったし。
向日「あー!なにやってんだジロー!」
宍戸「起きろジロー!どらぁ!」
岳人と亮がジローを離そうとするが、むしろ抱き着いてくるジロー。途中で起こすとさらに面倒くさそうだな。
樺地「失礼…します」
貴「お!?樺地じゃん!」
あっさりとジローを背負った。さすが手馴れてる。
樺地「Aさん……一緒に、来て…下さい…」
貴「おう!」
どうやら跡部の元へ行くらしい。岳人と亮は豪華な料理を食べに行くため、ここでお別れとなった。
貴「樺地!誕生日おめでとう!いつも氷帝のために動いてくれてありがとう。元OBとしても鼻が高いよ」
樺地「……ウス」
嬉しそうでなによりだ。樺地には本当に感謝している。
樺地「……Aさんも、跡部さんのティータイムに来て下さって……ありがとう、ございます…」
貴「跡部のティータイム……って、あぁ!」
跡部は夜明けのティータイムを開く。たまに樺地から誘いに来てくれるのだ。
貴「いや、樺地がお礼言うことじゃないだろ!むしろ楽しませて貰ってるのは俺だし」
樺地「……ウス」
貴「あ、いーこと思いついた……今度、跡部に内緒でティータイムしようぜ」
にししっといたずらっ子のような笑い方をしてしまった。迷っているようなので、立ち止まって樺地をじーっと見つめる。……やべ、パワハラかコレ。
芥川「樺ちゃーん……行ってもいいと思うよー」
貴「ほら!ジローもこう言って__」
芥川「zzz……」
あ、寝言か?……めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん俺。
樺地「……行かせて……頂きます…」
貴「やったー!」
数日後、俺の部屋で開かれたティータイム。
樺地と楽しくお喋りして楽しんだ!まぁ、俺が一方的に話してたんだけど……。
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作者名:そらの | 作成日時:2020年1月3日 23時