episode22 ページ22
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「櫻井せんせー！！！」
「ちょっ、なに呼んでんだよ！」
櫻井を呼ぶ二宮を止めようと、松本は二宮を抑えるけど時すでに遅し。
二宮の声に気づいた櫻井は、もう教室に入って二宮と松本の元へと向かっていた。
「どうした？」
「潤くんがね、数学教えてほしいって」
しれっと嘘をつく二宮。
そんなこと言ってない、と睨んでくる松本の視線をニコリと笑って交わした二宮は、そのまま相葉のもとへと向かってしまった。
「松潤なんだって？」
「数学のお勉強したいんだって」
「えー！」
くふふっと楽しそうに笑う二宮と、驚く相葉。
相葉が持っていたゲーム機を奪って、二宮は中断していたゲームを再開した。
「イケメンが並ぶと絵になりますなー」
ゲームをしている二宮のとなりで、相葉は松本と櫻井を見ていた。
ふむふむ、なんて言いながら相葉は2人を見る。
相葉だけでなく、クラスにいる女子誰もが2人に注目していた。
｢絵になりますね〜。でも相葉さんもイケメンですよ」
「え、ホントに？」
「うん。潤くんに負けないくらいイケメン」
「えー！ニノちゃんに言われると嬉しい〜！」
ゲームをしている二宮に勢い良く抱きついた相葉。
「あっ、ちょっとまっ…！」
そのせいで手元が狂って上手くコントロールできずに、画面にはゲームオーバーの文字が。
「っ、も〜〜〜！！！相葉さんのバカっ！」
「ええ！ニノちゃんごめん！」
ぷりぷりと怒る二宮を必死でなだめる相葉。
これも見慣れた光景で、クラスの女子が微笑ましく眺めている。
そんな2人のそばで、松本は櫻井の前でプリントとにらめっこしていた。
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2015年3月30日 18時
