episode14 ページ14
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「....ん？」
じーっと自分のことを見つめる二宮の視線に気づいた松本が顔をあげる。
二宮は何も言わずに松本を見つめていた。
「.........食べる？ハンバーグ」
「うん」
ニコって笑った二宮はやはり可愛い。
こんな顔されたらあげちゃうんだよな...と松本は苦笑い。
小さいハンバーグを二宮に差し出せば、パクッと美味しそうに食べてくれる。
「おいひい！！やっぱ潤くんの手作り弁当最高だよ」
「おいおい、俺が買ってあげたパンは食べないのに松潤のは食べるのかよー」
「潤くんのハンバーグは別腹なんです」
そんな二宮の言葉に、松本はひとり喜んでいた。
松本は毎日手作り弁当を持参していて、それを二宮や相葉はいつも褒めてくれるのだ、
こんな見た目だが、以外と料理や家事が好きな松本。
そのギャップがまた女子受けしていることを本人は知らない。
ニノが褒めてくれるならもっとハンバーグ作ればよかった、と松本は思った。
「あっ、もう授業の準備しなきゃ！」
「潤くん授業受けるの？」
食べ終わった弁当を片付け、机を並べ直しながら松本は時間割を見た
「次の授業、体育？」
「そうだよー」
「じゃあ、受ける」
体育も正直めんどうな授業だが、出席日数を減らすわけにはいかないし。
松本はダルい体を奮起させて、相葉、二宮とともに更衣室へと向かった。
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2015年3月30日 18時
