Episodo.05 ページ5
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4月から松本が会社にやってきた。
うちの会社は不思議と男性ばかりで女性は少ないけど、他の階にある会社の人たちが色めき立っていた。
松本は昔からそうなんだよな。
イケメンは世の中にたくさんいるけれど、松本の顔はぱっと華があって目を引く。
おまけに松本は仕事も出来るやつで、教えたことをすぐに覚えてちゃちゃっと仕事をしている。
常に人手不足なうちにとっては大きな戦力になりそうだ。
「松潤きてくれてだいぶ助かったなー、拾ってよかった」
「松本ってなんでうちにきたの？てかふたりは知り合いなの？」
智くんと一緒にお昼ご飯を食べながら疑問に思っていたことを聞く。
別に募集をかけていたわけではないし、大手に勤めていた松本がうちに来たいはずもないのに。
「松潤とはたまたま会ったんだよ。バーでひとりで飲んでたら、ベロベロの松潤と出会ってさ。
話聞いたら会社を自主退職したらしくて、新しい仕事探してるって言うからうちを誘ったんんだよ」
「自主退職...？なんでまた」
「さあ、詳しくは聞いてないけど。酔った状態では答えられないって言うから、連絡先交換して、何回か食事を重ねて承諾してくれたわけ。真面目だよね、松潤」
智くんが親子丼を頬張りながら2人の出会いを教えてくれた。
まさかそんな偶然で松本と再開することになるなんて。
どうして松本はあんな大手会社を自主退職なんてしたんだろう。
給料だって今の2倍、3倍は絶対あるはずなのに。
松本は相葉くんとニノと一緒に昼ごはんを外に食べに行った。
再会してからというもの、ちゃんと話していないな。
なんとなく気まずく思っているのは俺だけか。
「翔くんは松潤と仲良かったんだろ？松潤がそう言ってたぞ」
「まあ昔はね」
「なんだそれ、そんなこと言ったら松潤悲しむって」
「そんなことないでしょ」
「だって、翔くんが目すら合わせてくれないってしょんぼりしてたからな」
ぎくっと胸を刺された。
やっぱり俺の気まずさは松本に伝わっていたんだ。
そんなこと言われたって、気まずさは拭えるものではないけれど。
仕事を一緒にしていく上でなんとかしないといけないのだけれど、どうしていいのか分からない。
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ぽっぷ(プロフ) - 作者さん» ありがとうございます(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” スローペースになりますが、どうぞよろしくお願いします。 (12月30日 23時) (
レス) id: f3544ac854 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - またぽっぷ様の作品を拝見できること、大変嬉しく感じます。最近はまた他の作品を一から読み直していて、とても素敵な時間になっています。体調にお気をつけて、更新楽しみにしております。 (12月28日 11時) (レス) id: 0d9c2c70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2023年12月22日 13時
