Street Blues06 ページ35
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料理はどれも美味しくて、徐々に緊張もほぐれてきた。
目の前の松本が時々寄越す視線はちょっと戸惑うけど。
普段はコンビニ弁当ばっかりだから、こんな高級なお店は久しぶり。
たまにはこんないいご飯も食べないとな。
社会人になって、一人暮らしが始まって、自炊なんて一度もしたことがない。
だから家庭的な女性と早く結婚したいな、と思っていたのに。
目の前の男前の部下に好かれていたとは。
「櫻井さん、そろそろデザートきますよ」
「デザートなんだろうな」
「きっと櫻井さんの好きなものだと思いますよ」
松本がそういうのと同時に、店員さんがデザートを運んでくる。
俺の目の前には、大好きなチーズケーキが置かれた。
わあ...美味しそう...。
「櫻井さんの好きなチーズケーキでしたね」
松本は、嬉しそうに笑う。
なんで松本が嬉しそうな顔して....。
思わず目をそらして、チーズケーキを食べる。
すごく美味しかった。
「...松本は、女性の扱いに慣れてるんだな。俺は男だけど」
オシャレなお店に、綺麗な夜景。
おまけにこんな男前にされたんじゃ、女の人はイチコロだろう。
きっと松本はモテモテな人生を送ってきたんだろうな。
そんな松本がなぜ俺を好きなのか、本当に不思議だけど。
「...女性の扱いに慣れているとか、そんな風に思わないでください」
松本がカチャンと、ナイフとフォークを置いて、まっすぐと俺を見ていた。
その視線に促されるように、俺も松本を見つめる。
「俺は女性じゃなくて、他の誰かじゃなくて、櫻井さんに喜んでほしいんです。
誰にでもしているわけじゃありません。
ただ、櫻井さんに俺を好きになってほしい...それだけです」
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ぽっぷ(プロフ) - 血濡れ蛍さん» ありがとうございます！指定をつけてないので深くは書けませんが、これからもエロは入れていきたいと思います。 (2020年11月11日 21時) (
レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
血濡れ蛍 - まさに、エロ潤。神ですね。今回の短編も、読ませていただきました。楽しかったです。今後も更新頑張ってください。応援してます♪ (2020年11月9日 0時) (レス) id: 6a8761a84d (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷ(プロフ) - 沙耶さん» ありがとうございます。だいぶ前に書いていた作品なので、やっと公開できて嬉しいです。これからもぜひ読んでください！ (2020年11月6日 19時) (レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ぽっぷさん、いつも楽しく読ませて頂いております！凶暴な純愛、最高でした(*≧∀≦*)愛の重い話大好きなので刺さりまくりました本当にありがとうございます！また好きなお話が増えました(*´-`)次の短編も楽しみにしております！ (2020年11月6日 3時) (レス) id: 9c40c8115a (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷ(プロフ) - おしょうさん» ありがとうございます！これからもぜひ読んでください！ (2020年11月5日 18時) (レス) id: 840572d938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2020年11月4日 22時
