episode19 ページ19
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｢あぁ…っ…｣
｢ニノくん相変わらずかわいい声出すね｣
久しぶりの相手はサラリーマンのおじさん。
なかなかイケメンで、中年なのにスリムで、コンタクトはせずにいつもメガネ。
一度コンタクトを進めてみたけど、怖いからしないって、可愛い理由だった。
でもおじさんは奥さんと子供がいる。
俺だけを愛してはくれない。
俺に声をかけてくるのってだいたい結婚している人ばかり。
別に誰でもいいけど、せめて左手の薬指に光るものくらいは外してほしいね。
｢…もう挿れていい？｣
久しぶりだから、シャワーのときにしっかりと中をほぐしていた。
いつでも大丈夫だとうなずく。
おじさんのものが後ろにあてがわれて、ピクっと反応する。
ゆっくりゆっくり入ってくるソレは、熱くて大きくてドキドキする。
中を擦られる感覚が久しぶりで、女の子みたいな声が漏れた。
｢んぁ…あ、…あ…」
｢…は……かわいいね…｣
だんだんと腰の動きが早くなって、がっしりと腰を掴まれて。
そう、これ。
俺が求めていたのはこれなの。
これだけあれば大丈夫、きっと。
なんか言い聞かせているみたいだ。
でも回数重ねていけばまた戻れる。
最中に、こんなこと考えなくてもよくなる。
おじさんの苦悶の表情を見て、俺も息をするのに精一杯でぎゅっと目を閉じた。
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2019年3月17日 20時
