episode190 ページ30
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いつものファミレス。
最近は4人で来ることは少なくなってきたけど。
翔ちゃんと2人で来るのは初めてだ。
思えば2人きりになること自体、そもそもなかったな。
なのになんで相談相手が俺なんだろう。
翔ちゃんが相談なんて...応える自信ちょっとないな。
翔ちゃんは俺の向かい側に座るとドリンクバーだけ注文して飲み物を取りに行った。
俺も翔ちゃんに続いてアイスコーヒーを取ってきた。
今はまだアイスで飲めるけどそろそろホットの季節かな。
あっという間に秋になっちゃうんだもん。
翔ちゃんはカフェラテを1口飲んで、もじもじしながら口を開いた。
｢あ...の...その...｣
...なんでもじもじしてんだろ。
なに...告白でもされちゃうの俺...。
言葉も詰まらせながら話そうと一生懸命な翔ちゃんはまるで昔に戻ったみたい。
慣れるまではずっとこんな感じだったもんな。
それが相談してくれるまでに成長したとは考えものだ。
今はそんなことどうでもよくて、とりあえず内容が気になる。
｢どしたの...？｣
｢あ、の...相葉くんはその...ニノとさ...｣
｢うん......？｣
顔を近づけてきたから、翔ちゃんに耳を傾ける。
そしたら思いがけない一言。
｢────え、えっちしたことある...？｣
｢ほえ......｣
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2017年5月5日 19時
