カタクリ＊松田迅 (ページ14)

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＊14__年下くんページ14

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__へぇ～Aちゃんってたじくんのこと
好きなんだぁ

夏休みに入った今日

深夜のコンビニバイト

商品を陳列していれば

背後から突然聞こえてきた声

ビックリして振り返ると

ちょんまげの頭に半袖短パン姿

後ろにはニヤニヤしながら

私を見つめる彼がいた。

以前、あんなに落ち込んでいた彼とは

違い、もうすっかり明るくなった彼に

内心少しホッとする。

けれど、何故彼がたじくんと呼ぶのか疑問に思い

そして、最も簡単に私の心の内を見透かす

彼の言葉に動揺してしまった。

『で、、あなたこんな時間に高校生が何してるの？』

「あー、だからぁー、あなたじゃないって。
その呼び方嫌だっていったじゃん。
しかも今話逸らしたでしょ」

平然を装いながら軽く話を逸らして

仕事をしながら横目で見つめると

呼び方、話が逸らした事を気に食わないのか

頬をぷっくりさせて怒ったような真似をする彼

そんな彼にどうしていいかあたふたしていれば

聞こえた救世主の声に助けられた。

__お客様、どうかされましたかって

__あっ、迅、、

だけど右隣りを振り返ると

彼の事を知ったような口調の

田島さんがいたから

思わず、彼と田島さんが知り合いという事実に

少し戸惑いを隠せなかった。

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