近くて遠いはずの君は＊ホシ (ページ2)

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▼おさななじみ_51 ページ2

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「バカっ...なんて顔してんだ、、

だから。引き受けたのはそういう意味だよ」

『え、、？』

混乱で鼓動が速くなる中

目を離せられないでいると

突然感じたおでこの痛みと

緊張感が解けた体。

それは、先に目を逸らしたホシが

私のおでこを指で弾いたと同時に

私の体から離れたからだと分かった。

『あの..どういう事__』

「...だから..」

飲み物を取りに冷蔵庫に行くホシを見ながら

理解できないバカな私が1人佇んでいると

さっきまで向こうにいたホシが

気づけば近くにいて。

__Aを危ない目には合わせたくないんだよ

__俺にとって特別だからAは

身長に合わせるかのようにかがんだホシは

私の頭にポンと手を置くと

私の気も知らないで平然とそんな言葉をはいた。

その"特別"という言葉は

ホシにとっては、深い意味なんて

ないかもしれないけれど。

それでも...もしかしたらなんて

バカみたいにどこかで期待してる自分がいて。

そんな言葉言われたのが始めてだから

どうしていいか分からなかった。

思わず交じり合う目線に耐えられなくなって

俯いてしまうと

頭の上から聞こてきた声。

パッと

顔を上げると

また目線が交じり合って。

__だから。余計な心配はいらないってこと

__俺が勝手に決めた事だから

ホシは

まるで私がさらさんの事で気を使ってる事が

分かってるかのようだった。

ただ。

彼は

私を安心させるかのように

大丈夫とでも言いたげに優しく微笑んだんだ。

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