君とのキョリ▼岸優太 (ページ4)

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キョリ_4 ページ4

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『てか、、なんで私が、、』

優「はぁ？いいだろ？別に、、

可愛い幼馴染の為なんだし、、」

『いや、優太可愛いくないじゃん』

優「はぁ！？黙ってて下さいー

どう見ても可愛いでしょーがこんな幼馴染！」

今

何故か私は資料室に優太と一緒にいる。

口から文句は出たものの

目の前で手を顔の前で合わせて

まじ頼む！！手伝ってくれ

そう言う君を前にして

何故か断る事が出来なかったのだ。

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あれから掃除を無事終え、外に出る私達

優「あっ！てか、今日怒られてる俺のこと見て笑ってただろ？」

家までの道を歩いていると

口を開いた優太が

思い出したかのようにそう尋ねてきた。

『えっ？、、いや笑ってないけど、、

まぁ面白かったのは確か！

ほんとバカだなーて思ってさ優太』

優「はぁ？てか、バカはAだろ？

やっぱな、、

まぁ他のやつだったら許すけどAは許せねーわ」

『はぁ？何それ？それ普通逆でしょ？

てかバカじゃないし！』

優「はぁー？てか逆ってどういうこと？」

そんなやりとりが続く中

逆の意味が分かってないのか

頭にはてなを浮かべる優太。

『いやもういい』

バカな優太を無視して先にスタスタ歩けば

後ろから走ってきた優太に追いつかれてしまった。

すると

突然目の前に立ち出した彼は

少し恥ずかしそうに

ビニール袋を私に突き出してきた。

優「あり、がとな、、」

『えっ、、』

優「いや、えっじゃねーよ、、これ、、お礼、、」

『いや、お礼って、、』

優「だから、、その、、さっきの手伝ってくれたお礼だよ！！そんなのも分かんねーのかお前は！」

私がどぎまぎしていると

何故か少し怒っている様子の優太

それから

私が、その袋を受け取ると

早足ですぐに自分の家に帰っていった。

何、今の顔、、

私の目の前に立つ優太の頬と耳は

今までに見たことないくらいに

リンゴみたいに真っ赤だった。

袋を見れば

私の大好きなイチゴミルクと

チョコレートが入っていて

思わず口元が自然と緩んでしまった。

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