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キョリ_18 ページ18
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『あっあの、、平野くん？』
平「、、、、」
突然抱きしめられて動揺する私。
何も喋らない平野くんに
どうしていいか分からなくなっていると
ゆっくりと口を開いた平野くんは
__また、、一緒に出かけてくれますか？
寂しそうに一言そう呟いた。
あまりにも真っ直ぐな言葉に
少し戸惑ってしまったが静かに頷くと
平野くんは
そんな私を見て嬉しそうに
本当ですか？よかったですと私からスッと離れた。
それから
__じゃあ！おやすみなさい。また明日
と足を進めたと思ったら
またこっちへ振り返って私に近づいてきた彼がいて。
どうしたのだろう？そう不思議に思っていると
身長を合わせるようにしゃがみ
私の頭の上に手をポンと置くと
__僕、諦めませんから
少し低めの落ち着く声で
しっかり私を見つめた。
そして
放心状態の私を残しては気づけば
その場を去ってしまっていた。
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作者名：もなか | 作成日時：2019年8月1日 16時
