君とのキョリ▼岸優太 (ページ13)

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キョリ_13 ページ13

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__Aさん！岸くん！

朝

優太と靴箱で靴を履き替えていれば

後ろから来た平野くんとばったり会った。

『平野くんおはよう！』

優「おっ！おはよう！てか何で岸くん？」

平「はい！おはようございます！

あっ、、岸くんの方が呼びやすいなと思いまして。」

ダメでした？と

少し笑いながら疑問に首を傾げる

優太に覗き込むように聞く平野くんに

優太も何も言えなくなっていて

改めて平野くんは凄いななんて思ってしまった。

それから気づいたら私の前に立っていた平野くんは

　
__朝から会えるなんてほんと嬉しいです。

子犬みたいな笑顔でニコニコ笑いながらそう一言つぶやいた。

なんか平野くんを見ていると

カッコいいだけじゃなくて

なんか母性本能をくすぐられるというか、、

なんとなくモテる理由がわかったような気がした。

平野くんが去った後

ブルブル横で震えている優太に

どうしたの？

と聞けば

優「あれは、やべーな！あの顔見たかよ？」

『ん？』

優「あいつまじ怖えーわ！

俺ちょっと心奪われかけた、、」

どうやら平野くんに母性本能をくすぐられたみたいだ。

『えっ？気持ち悪っ！』

優「ばっ、、いやちゃんと俺は女が好きだからな！」

何故か少し焦る優太が面白くて

『ほんとかなー？』

ちょっと意地悪してみたくなったのは秘密。

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