年下の君に恋をして。

０７* ページ8

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晴「 道枝くん、いい子やん！」


『 いい子やよ！』


晴「 やっぱ、惚れちゃってた？」


『 …うん。一目惚れや。』





そう言うと、きゃー！と叫ぶハル。

ハルっていつもは落ち着いてるんだけど、恋バナになるとほんとテンション上がるんだよね…(笑)

可愛い。(笑)





『 なあ、ハル。知ってる？』


晴「 なにー？」


『 私、初恋なんやで…。』


晴「 ふーん、そうな…ん？え？嘘やろ？」





…だよね。そういう反応になるよね、仕方ないよね。


だってもう高校２年生やのに、今まで恋したことなかったとか 有り得へんよな。

でも、ほんまやねん。





晴「 まあ確かに、Aからそんな話聞いたことなかったけど…。」


『 初恋やから、もう色々分からんねん！ずっと胸がドキドキしてる。』


晴「 がんばれ！大丈夫だ、道枝くんはいい子やから。」





いい子やけど、いい子やからこそなんか…なんて言うん？ 私とは釣り合わんと言うか…、あんないい子に私なんかが恋していいんかな？


あんな完璧男子に…。





晴「 元気出せ！まだ始まったばっかりやん！」


『 …そやな。うん、がんばる！』


晴「 うん！その可愛いAスマイルで道枝くん落とせ〜！」





そう言ってハルは私の頭を撫でてくれた。






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初恋は実らない、なんて誰が言ったんだろう。


実るか実らないかはきっと自分次第だ。







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