年下の君に恋をして。

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『 おはよう、ハル！』


「 あ、おはよう。」




彼女は、私の親友の晴海 (ﾊﾙﾐ)。通称、ハル！

私は彼女の名前がすごく好き！！
綺麗な名前だなぁ、っていつも思う。名前の通り、見た目をすごく綺麗。

背が高くて、スタイルも抜群！！
すごく大人っぽくて、私より年上に見える。


それに比べて、私は身長は156cmしかなくてよく男子に「 ちび！」ってからかわれる。

顔も幼くて、悪いときは中学生と間違えられたりするの。




『 もう私、高２やのに！』


晴「 どうしたん？」


『 いや、たまに中学生に間違えられるなぁって思って！』


晴「 ちっちゃいからな！」




私の一番のコンプレックスを…！！！！




『 好きでこの身長でいる訳じゃないし！！』




私が拗ねると「 ごめんごめん 」って謝るハル。
その姿がほんとにお姉ちゃんみたい。




晴「 でも、Aはちっちゃくて可愛いやん！」


『 可愛くないし！ただ単に、ちびで童顔なだけやし…。』





高２になっても化粧の仕方が分からなくて、私は常にすっぴん。

唯一していることと言えば、リップくらい。





晴「 Aって、男子から人気あるんやでー？知ってる？」


『 知らんわそんなん！まず、みんなちびちび言ってくるし！』


晴「 みんな好きやから、意地悪してんちゃん？」


『 ちゃう！あれは、嫌がらせやで！』





うぇーん！って泣く真似をすると、よしよしとハルが撫でてくれる。


ハルといると、楽しいし落ち着く。




『 私も、恋したいんやけどな…。』




私はこのとき、知らなかった。



恋の楽しさ、嬉しさ。


そして、苦しさを――。






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