姉弟で恋愛はマジでホントにありえない【爆豪勝己】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,476 hit

3 ページ3

凄く、馬鹿らしい。

「そういや、爆豪Aの方も雄英志望だったな」

「ああ"！？んでだよ！！」

声を張り上げてそう言ってくる勝己。

『あぁ、あんたも雄英志望だっけ』

と笑ってみせた。

『人を馬鹿にしか出来ないような奴らがヒーロー希望？

何馬鹿みたいな夢見てるわけ！？
ヒーローって人助けるのが仕事じゃなかったっけ？

そんなことも出来ないアンタらがヒーロー科なんて…調子乗らないでやめときなよ』

「テメェこそ…調子乗ってんじゃねぇよ！！」

手で小さな爆発を繰り返しながらこちらに向かってくる勝己に、私は自分の机を勝己の方に足で思いっきり蹴り飛ばした。

「っ！？」

まさか飛んでくるなんて思いもしなかったんだろう。見事直面した勝己は青筋をたてて、「クソ女がァ！！！」と叫んでいる。

『1番調子乗ってんのアンタって、自分でわかんないわけ？』

キーンコーンカーンコーン…丁度そのタイミングでチャイムが鳴ったので、ため息をつきながら椅子を立ち、私は乱暴に戸を開いて教室から出た。