何故か私の部屋に男物のおぱんつが落ちてたんですがそれは【轟焦凍】 (ページ2)

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「……どういう事だ？」

低い声でそう聞かれ、引き攣る笑顔で振り向く。

『こ、これ！知らない人のパンツ！！私知らない！』

いやマジで。

知らないよこんなパンツ。

なにこれストーカー？私に？

いやんモテモテ。

なんて現実逃避に馬鹿げたことを考えていると、再度飛んでくる焦凍の地を這うような低い声。

「……正直に言えよ。誰と寝たんだ？」

特に表情を動かすでもなく、私の言葉を信じるでもなく。

ただそれだけを聞いてくる焦凍。

『違うって！！焦凍のじゃないの？私誰とも寝てないってマジで』

焦凍の声色に顔面蒼白になりながら誤解を解く私。

これじゃ私が言い訳をしてるみたいだ。

「……はぁ」

えっなにそのため息。

呆れ返ったみたいな顔

『ねぇマジで！ほんと違うの！私は焦凍だけだよ！？』

「焦凍だけ…か。Aは別に、男なら誰でもよかったんじゃないのか？喋りかけられたら尻尾振って喜んでたろ」

なんとも思ってなさそうに毒を吐く焦凍。

尻尾振ってる…そんなこと思われてるなんて夢にも思わなかった。

『ずっと、そんなこと思ってたの？』

震える声でそう問いかける。

「……もういい。で？結局話はなんだったんだ？」

面倒くさそうにそう聞いてくる焦凍。

私の問いには答えてくれない。

いやこんな状況で

焦凍最近冷たいけど私何かしたかな？？
って話せそうと思ってた。

なんて言える馬鹿いないでしょ

ずっと黙っていると、はぁ…と1つため息を残して私の部屋から出ていった。

残されたのは空気を読まず自身を主張する男物のおぱんつと私。

いや結局このパンツ誰のだよ