【ヒロアカ】俺は男じゃなくて女の子にモテてーの！２ (ページ34)

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６８話ページ34

あの後、敵を確保することは出来なかったが
撃退することは出来、今は警察の方々に現在の事情を説明された

当然、相澤先生や13号先生、そして緋浮血が
病院へと運ばれ

その他の緑谷やオールマイトは雄英高校の
保健室でリカバリーガールの治療を受けるそうだ

そして、一番気掛かりなことは…

蛙｢それで…先生と緋浮血ちゃんの容態は…｣

そう。先生や緋浮血の容態について
先生も緋浮血もボロボロだった

骨が折れ、血を流し、気を失うまで戦ったのだ
そんな先生達の容態を知りたかった

｢イレイザーヘッドは右腕粉砕骨折。顔面骨折…
幸い脳系の損傷は見受けられない。が…

眼に何かしら後遺症が残る可能性があるそうだ

13号の方は背中から上腕にかけての裂傷が酷いも命に別状はなし

オールマイトや緑谷君も大丈夫だそうだ。

で、問題がなんだが…
緋浮血君について

肋骨が数本粉砕骨折に内臓破裂…
そして、所々の切り傷に打撲
あとは個性による貧血だね

肋の骨折に関してはあともう少しで
肺に突き刺さっていたそうだ｣

切｢そんな……じゃ、じゃあ…｣

皆が皆悔しそうに顔を歪めた
自分は何も出来なかった、と

ただ、ヒーローを待つしかなかった
戦えなかった。救えなかった

頭には後悔しか浮かばなかった

｢だが、緋浮血君自身の個性のおかげと
今はきちんと治療を受け
早ければ3日から1週間程で退院出来るそうだ｣

芦｢！！！……そっか…よかった…よかったぁ…
よかったよぉ…！Aくんっ…！！｣

上｢A…A…！！よかった…
本当によかったぁ…｣

警察官の言葉にそれぞれ
涙を流す者が多くいた

だが、それでもなお…いやだからこそ
後悔が自分達にまとわりつく

｢…うん。皆後悔してるね…
そこで、君達の友達である緋浮血君から伝言だ

病院に運ばれる前、少し意識が戻ってね
…笑ってたよ。｣

麗｢え…｣

｢みんな無事でよかったと笑っていたよ

君達はまだヒーローの卵で学生で
たった15歳の子供だ。

ここまで被害を最小限に抑えられたんだ
勿論、後悔することも必要だ。
だけど、今回はまた別。

ここまでやれたんだと自分を褒めなさい。
先生や緋浮血君も君達にそんな顔をさせる為に
助けた訳では無いと思うよ｣

｢｢…っ…はい…！｣｣

警察官は先程まで淡々と話していたが
次には微笑みながら

”少し落ち着いた時には見舞いにでも
行ってみたらいい”

皆の目をそれぞれ見てそう言葉を紡いだ
そんな言葉にぐっと涙を堪え
元気に返事を返した