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39話 ページ45

ドガンッ!

何かが壊れる音に鉄の塊が
地面に落ちる音が響いた

「な、なんだ!?」

「これは…檻の天井…?それも凄い歪な…」

そんな騒ぎ声を聞き流し、
驚き目を見開いているユンを
抱き抱えては檻から出た

『ほい。脱出成功!』

僕はゆっくりユンを下ろすと
ハッと我に返ったユンは僕の服を掴み
グイグイと引っ張ってきた

ユン「あ、危ないじゃん!!A怪我は!?
もうほんと無茶しないでよね!」

『えっ、え、ぁあ、うん。大丈夫だけど…』

すごい剣幕で言うユンに僕は
戸惑いながらそう答えた
するとユンは"はぁー"と安堵の息を吐いた

「き、貴様らどうにやって檻から!?」

そんな僕らを見ていた見張りの人は
驚いた声を上げ剣を突きつけてきた

『……どうにやってって…蹴り破った?』

それに僕は淡々と答えると
後ろから呑気な声が聞こえた

「あー左に見えますのは白龍様の像でー…」

ユン「って、ちょっと!!
そこ何でぶらり龍の里巡り!?
特別扱いにも程があるでしょ!!」

そんな声にちらりと目を向けると
なぜかヨナ姫とハクがいた
それにユンは牙を向き怒鳴っていた

ヨナ「あっ、ユン!A!元気?」

ユン「元気にさっきまで縛られてたよ!!」

そんなユンにヨナ姫は
呑気に軽く手を振るながらそう言った。
それをみたユンはさらに声を荒らげた

『ははは…まぁ、無事でよかったじゃん?』

ユン「よくないよ!!僕らは
あんなひどい目にあったって言うのに!」

声を荒らげるユンの肩に手を置いて
苦笑気味にそう言うも
ユンはクルッと振り返れば
怖かったのか微かに手が震えていた

『…なんかっつーときは僕が命かけて
守るからさ。そんな怒んなって』

それをみた僕はユンの頭を撫でた
するとユンは俯き大人しくなった

『?ユン…?』

ユン「…頭撫でないでよね!
もう子供じゃないんだからさ!」

不思議に思った僕はユンに声をかけると
撫でる手を振り払われそう言われた


もしや照れてるのだろうか。
なんだそれは可愛いなおい

『あー…はいはい』

そう思いにやける顔に手を添えれば
ヨナ姫たちのもとへ向かった



(何にやけてんだよ)

(いやもう可愛いは正義)

(は?)

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推しが尊い国民☆(プロフ) - ゼノですかね…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page34 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
kazokulove0115(プロフ) - ジェハがいいです! (2020年1月23日 17時) (レス) id: 12d6784d9f (このIDを非表示/違反報告)
狛犬のリサ(プロフ) - ハクがいいです! (2019年10月3日 6時) (レス) id: 3d96b1b6a9 (このIDを非表示/違反報告)
キクト - シンアとユン君がいいです (2019年8月24日 17時) (レス) id: e0a1afc5db (このIDを非表示/違反報告)
ヘロヘロ@^ ^ - それってハクとかの四龍以外はダメなんですか? 僕的にはハクかユン君でお願いしたいです (2018年9月17日 19時) (レス) id: 8ab078e800 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2017年1月3日 11時

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