13話 ページ16
『イル陛下。Aです。
少し話したいことが…』
僕はそうドアをノックしてはそう言った
中では忙しそうに仕事を片付ける
イル陛下がいた
イル「Aか!少し待っててくれないか?」
僕に気づくとそういうイル陛下。
そんなイル陛下に僕は近づく
『ヨナに会いに行くんでしょう?
僕も手伝いますよイル陛下』
書類を一束取り、
驚いた顔をするイル陛下に微笑む
『僕はヨナの喜ぶ顔が見たいんですよ。
ほら、量が多いんですから、
早くしちゃいましょう』
そう言っては書類に取り掛かる僕を見て
イル陛下は"ははっ"と笑った
イル「Aにはかなわないなぁ…ありがとうね」
その後も、遅くなったが仕事は終わり
イル陛下と食堂へ向かっていた
『ヨナきっと喜びますよ。
作り方なら僕が教えますから』
そういうとイル陛下は自身なさげに笑った
イル「そうだといいんだけどね…」
『大丈夫ですよ。
ヨナはイル陛下のこと大好きですから』
そんなイル陛下に僕はそれにと言葉を続け
『もちろん僕もですが』
と、笑ってみせるとイル陛下は
目を見開き驚いた顔をするも嬉しそうに笑った
そして、ヨナの好物だという鳥粥を作り
ヨナ達の部屋に向かう
『イル陛下はここで待っててくださいね』
そう言い残し、部屋の中に入る
「あ、A!」
ヨナ達は僕に気づくとパアッと顔を輝かせた
『ヨナの好きな鳥粥だよ』
そういい、ヨナに渡した。
ヨナはやはり好物なのか
嬉しそうに笑い一口食べた
『ど、どう?』
ヨナ「…び、びっくりするほど、まずい…」
う"っ…と喉をつまらせるヨナに
僕は"え!?そんなことは…"と一口食べてみると本当に美味しくなかった
『ほ、本当だ…
塩と砂糖を間違えて入れてしまったんですね…』
「そうか。まずいか…」
そう僕が言葉を漏らした時、
外にいたイル陛下が中に入ってきた
「ち、父上!?」
ヨナはイル陛下を見ると
驚いたように声を上げた
そんなヨナにイル陛下は困ったように笑って
イル「それ私が作ったんだよ」
という。
その言葉にヨナはなぜという顔をした
僕はイル陛下の後ろに腰をかけた
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推しが尊い国民☆(プロフ) - ゼノですかね…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page34 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
kazokulove0115(プロフ) - ジェハがいいです! (2020年1月23日 17時) (レス) id: 12d6784d9f (このIDを非表示/違反報告)
狛犬のリサ(プロフ) - ハクがいいです! (2019年10月3日 6時) (レス) id: 3d96b1b6a9 (このIDを非表示/違反報告)
キクト - シンアとユン君がいいです (2019年8月24日 17時) (レス) id: e0a1afc5db (このIDを非表示/違反報告)
ヘロヘロ@^ ^ - それってハクとかの四龍以外はダメなんですか? 僕的にはハクかユン君でお願いしたいです (2018年9月17日 19時) (レス) id: 8ab078e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピエロ | 作成日時:2017年1月3日 11時