第2話 ページ2
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夢だった雄英高校が合格して、今日から晴れて雄英生一年生の私。
やたらでかい教室のドアを開けて自分の席に座った。
「仁兎。おはよう。」
A「え…。」
投稿して間もない時間に後ろから声をかけられて、振り向くと紅白がいた。
確かこいつには第二ボタンだけ貰っておさらばしたはず。
何故ここに?
轟「推薦で入学した。」
A「出た天才発言。」
私はバッグを横にかけて轟と駄弁った。
中学三年間同じクラスだったこいつとは三年の時少しだけ喋ったくらいだ。
特別仲が良いと言うわけでもなく、ごく普通の仲だ。
轟「仁兎、俺があげた第二ボタンまだ持ってるか?」
A「ボタンね、持ってますよ。ほら。」
中学三年の卒業式の時に轟からボタンをバッグの中から出した。
貰ったボタンをそのまま入れっぱなしだった。
ボタンを見せると轟は頰が緩んだ。
轟「良かった。どうか、持っていてくれ。」
A「…捨てる意味は無いかもね。」
轟「素直じゃないな。」
確かに私は少し素直じゃない時が多い。
それを理解してくれる轟は私にとっての存在が大きい。
だから、轟には感謝をしなければならない。
A「ありがとう。」
轟「仁兎が、デレただと…!?激レアだ!」
A「アンタの方がデレないだろ。」
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作者名:焼きプリン | 作成日時:2017年9月18日 22時