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「はーーーーーｯ むりｯｯ 痛い...ｯ えーー！？」
泣きたくなくても こぼれ落ちる涙に 頭はパニック
幸い 鼻血は 出てなかったものの
「いつ そんなに 鍛えたの....ｯ」
これが 今日一番最初にかける 彼への言葉
廉「いやー。えー。最近だとー」
「いや まじめに答えなくていいわ....ッッ」
細い腕に 今募る怒りを込めて パンチ
廉「は！？！？ いった....ッッ。 おまっっ やば....ｯ」
いてぇ いてぇ なんて 汚らしい言葉を何度も繰り返しながら
腕を さする姿に
「ざまぁみろ」とゆー 言葉しか出てこない
『罰として 今日は 後ろに乗せてよねッッ」
廉「んぇ！？！？誰の！？」
「廉の以外 誰のがあるの？」
廉「嫌.... おらん。」
「まぁ 個人的には しょ....」
廉「早よ乗らんと 置いてくで？」
よっしゃ.........っっっ
実を言うと 今日は雨が降るらしくて
片手運転嫌いだし どうせなら 帰りも乗せてもらおうかなぁなんて 思ったり
「ねぇねぇ。 重くないの？」
グングンと進む自転車に ユラユラと揺れる廉の背中を見て
最近 デブ活 真っ最中だったとゆーことを 後悔する。
廉「うん。 まぁ 重い」
「え....っ まじかーーーー」
自分で聞いてみたものの 正直に言われると 結構傷つく現実
ショボンなんて 好感音が 聞こえそうなぐらい静まった空気に
廉「下り坂。 掴まらへんの？」
なんて言いながら掴まれた腕は
必然的に 廉のお腹まで回っていて。
彼の背中に近づく鼻先に 少しくすぐったさを感じながら
坂を スイスイと 下ってゆく
廉「なぁ もうすぐ 着くで？」
「えーーー うん。 そーねーーー」
あまりにも気持ちよすぎて 自然に逆らえなくなったあたしは
気づいたら 意識さえも遠のいていた
続く (更新停止中)
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作者名：あすか | 作成日時：2017年3月16日 3時
