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ピピッ___ ピピッ___
時刻は 7時15分
いつのまにか開けられていたカーテンに 窓から漏れる白い光
ちょっぴり肌寒くて 風邪でも引いたのかなと思うぐらい
鼻水が大量に出てきて
「あれーーー ティッシュどこだっけーー」
なんて言って 散乱した部屋からティッシュ箱を探すのは 大の苦手分野
コトコトコト___ タンタンタン___
「お！ 今日も 美味しそうな匂いがプンプンと♫」
下に降りれば
テーブルには 真っ白なご飯と満月型の目玉焼きが並べられていて
「食欲そそるねーーっっ うししっっ」
食べ物を見るだけで ご機嫌になるあたしは きっと単純。
「さてさて いただきますかな ♫」
目の前に綺麗に並べられたお箸を 手にすれば
あー。今日も１日が始まるんだ。って面倒くさい気持ちにも襲われる。
「あれ......そーいえば....」
すっかり 目の前に並べられたご飯に夢中で 忘れていた兄の存在
右を見ても 左を見ても 気配は無し
「おーーい あにきーーーー」
さりげなーく 呼び込んでみるものの...応答は 無し
「ん まっ いっか じゃ いただきま.....」
健「あれあれ 今 俺を呼んだのは どこの子猫ちゃんかな？」
「ちょ.....ッ え.........ッ ふぁ......ッッ」
気づいたら 肩には 兄の顔が乗っていって
ふわぁって 香る バラの匂いに
「はーーー。いい匂ーーーい。じゃ...ないわいっっ」
「ちょっと もう どいて.....ッッ」
健「まぁまぁ 落ち着いて 好物でしょ？俺の御味噌汁」
「う......うん。好き。美味しい」
お兄ちゃんの作る お味噌汁には敵わない
健「ちゃんと顔洗った？手は？うがいは？」
「えーー。あーー。はいはい。大丈夫。」
健「家は何時に出るんだっけ？そんなゆっくりしてて平気なの？」
「そのうち 廉が迎えにく.....」
健「は！？！？！？」
と まぁ こんな感じで極度の心配症な彼は いわゆるシスコン
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作者名：あすか | 作成日時：2017年3月16日 3時
